「岡フィルがやって来た!」建小のとびきり楽しい70分 2019年5月20日発信

岡フィル岡フィル 昭和の時代(いきなり年寄りの昔話)テレビで「題名のない音楽会」と言う、クラッシック音楽を分かりやすく紹介する番組をよく観ていた。(今も続いてる?) 
 作曲家の黛敏郎が司会する、まさに音楽入門にふさわしい内容だった。あれで音楽好きになった人はかなり多いと思う。
 今日の午前、建部小学校で開催された「岡山フィルハーモニックオーケストラ」の出前「スクールコンサート」。総勢19名の楽団員が来校、日頃、子どもたちにあまり馴染みのないクラッシック音楽や楽器について、オモシロ楽しく解説、演奏をより親しみやすい身近なものとして伝えた。

 チューニングを終えた1曲目はモーツァルト「フィガロの結婚 序曲」。
 前奏からフル演奏「ターンタータ タタタタ タタタタ・・・」と移るや、子どもたちは体が固まり、微動だにしない。生の音の迫力に圧倒。

岡フィル岡フィル 2曲目は、ビゼー「アルルの女 ファランドール」より。
「♪パンパッパ パーンパ パッパ パッパ パー・・・」力強く、勇ましい楽曲に、これまた子どもたちが飲み込まれる。終わると、顔を合わせて「聞いたことあるよね」「うん、スゴイね」
 すっかり音楽好き?になった所で楽器紹介。
 「弦楽器のバイオリン、高い音を受け持ち、第1と第2があるよ」
 「ビオラは少し大きめで中音を出すよ」
 「チェロはふくよかな音色」
 「コントラバスはズンと低音」

 弦楽合奏曲はモーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」ここまで来ると体は右に左に揺れ動きだす(笑)

岡フィル 「木管楽器はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、リードと言う薄い板を振動させるんだ」
 「金管楽器のトランペット、フレンチホルン、トロンボーン、口びるをふるわせて音を出すんだよ」
 「打楽器はティンパニ、シンバル、木琴、タンバリン、小太鼓、一人でこなすよ」
 「ピアノは知ってるよね、ではモーツァルトのきらきら星」
 解説をしてくださったお姉さんは歌い手。
 ミュージカル「メリーポピンズ」から「スーパーカリフラスティックエクスピアリドーシャス」(わー、早口!)
 続いては、オーケストラをバックに全員合唱「ビリーブ」と「建小校歌」

岡フィル そしてお待ちかね、指揮者に挑戦!
 4年生、5年生、6年生登場、タクトを手に演奏するはビゼーの「カルメン 闘牛士の行進」 
 「♪ジャンジャラジャラジャラ ジャンジャラジャラジャラ・・・」

 感想は?
(6年生)「はじめてで、いい経験になりました」
(5年生)「意外と楽しかったです」
(4年生)「よくできたと思います」

岡フィル 最後は「ラデツキー行進曲」で全員手拍子、そして感謝の拍手へと変わりました。
「岡山フィルハーモニック」の皆さん大人も楽しめる素敵な70分、ありがとうございました。

 「いやあ、音楽ってホントに素晴らしいですよね!」(黛敏郎先生調に) 

 「建小、岡山フィルと校歌合唱」(動画) 

 (取材・写真 三宅優 )