■「こんなに大きいのが掘れたよー」里山建部で山の幸を味わう! 4月22日発信


恒例となっためだかの学校主催「山菜採りとタケノコ掘り」。 そのおいしい評判が伝わって?毎年、定数30名を超える申し込み。今日も満員の家族連れが参加し、 富沢地区にある夙山(あしたやま)ふもとの里山キャンプで春を満喫した。
朝10時にはTシャツ1枚でOKな陽の照りよう。子どもたちはさっそく前にある鳥越池周辺を散策。 炭焼き小屋では今年出来たばかりの炭を自分の手で炭出し。
「えーこんなに真っ黒になっちゃったー」手を炭だらけにするなんて生まれて初めて。
原木に成ったシイタケ、山すそに生えたこしあぶら、タラの芽、「これは今日のお昼の天ぷらだよー」と里山スタッフでもある勝部編集長。


炭焼き小屋のそばに置いてある重機の陰にあったのは??鳥の卵。朝、スタッフで山歩き名人の本田義章さんが見つけた。
「んー?もしかしたらウグイスかなあ」
こんな自然との出会い、これが里山体験の醍醐味。池では鯉が泳ぎ、亀も負けじと水面で手足を動かす。
では、おたのしみ「タケノコ掘り」に行くぞー。道を隔てた場所にはスタッフの松本さんが大事に手を入れてきた竹やぶが。 そこに足を踏み入れると、なんとポコポコとタケノコたちが顔を出しお出迎え。


「これはどうかなあ?大きいすぎるかなあ」「もっと小さいのがおいしいのかなあ?」お母さんも決めかねてます。 「いっぱい食べたければちょっと大き目の、柔らかいのが良ければ小さいの」と松本さんのアドバイス。
「よし、これにしよう!」お父さんが決断、子どもといっしょに鍬を持って、最初の一振り。「おっ、イイ感じ、自分でやってごらん」
子どもたちは慣れない鍬を手にズッコン、ズッコン、何度も打ち下ろして、そのうち「ああ、掘れた!」体の半分くらいある大物を掘り出して超ご機嫌。


このあとは昼食の準備。食べる方はお母さんとボランティアでやりましょう。子どもたちは今日、自分で使う「マイ箸(はし)」と「マイコップ」作りだ。
竹を切り、小刀を持って削って削って。神経を集中してやれば、ケガをすることはないよ。さあ、今日一番の体験は小刀を使うこと。自信がついたかい?


東屋(あずまや)では炭が起き、天ぷらが揚げられる。材料は山菜の王様「こしあぶら」、女王こと「タラの芽」、そして採れたてタケノコ、シイタケ、アスパラ。大釜では山菜ごはんが炊きあがったようだが「うーん、中の方がまだ少し炊けてないけど下は焦げてる、どうする?」
「いいよ、いいよ、子どもの時はそうだったよ」オコゲの出来に昔を懐かしむご婦人ボランティアの裁量で食卓へ。


それでは「いっただきまーす」
「どう?」
「ぜいたくですねー、こんな旬の山菜をその場で食べれるなんて」
「おいしーい、香りがすっごくして・・・」
子どもらも、大きな口を開けて天ぷらにかぶりつく。
「ぼく、山菜、だいすき!」
お腹いっぱいになったあとは、山の斜面を土まみれになってよじ登る。やはり子どもだね、昔も今も変わらない、勉強より遊ぶ方がずっと楽しい!!
取材の帰り、お隣の桜地区へ足を延ばす。道を山あいに入ってみると、斜面に真っ白い一輪草の群生。 まだまだ建部の自然は手つかずに残っている。活かして育てていくことで、どこにもない建部にしていけたらと強く願った。
(取材・写真 三宅優)