■建部のクリスマスはサキソフォンのカルテットで過ごします。  2016年12月24日発信

カルテットカルテット 毎年恒例の建部町公民館主催「X'masコンサート」。今年は作陽大学の学生さんによるサキソフォンの演奏。 1階ロビー会場には公民館講座「建部大学」の受講生と「みんなの喫茶室」のメンバー他、大勢がつめかけ、 ケーキも売り切れ?るほど。
 本日の演奏者、チーム名は「ロッティ カルテット」、大学では音楽学部に在籍。それぞれが異なるサックスを演奏する。 紹介するとソプラノサックスの小倉佳奈さん(鹿児島県出身)、アルトサックスの加藤舞さん(香川県出身)、 テナーサックスの武田有梨さん(高知県出身)、バリトンサックスの佐藤仁香さん(島根県出身)。  
カルテットカルテット 初めに一人一人がそれぞれの楽器を吹きながら音色の違いを皆に説明。すると「へー、こんなにいっぱいあるんだ」と サックスは一つと思っていた方たちが驚きの表情。この後、四重奏へと入っていった。曲目はスタジオジブリ作品集のメドレーに始まり、 おっと!いきなりのド演歌「浪花節だよ人生は」「津軽海峡冬景色」と続く。これには聴衆のほとんどが高齢者だったこともあり、大いに 受け、拍手が鳴り響いた。
 間には公民館スタッフ全員による、「なつかしの歌声喫茶」も登場。職員の細かな演出配慮に記者も感服しごく。
 〆(しめ)は当然「クリスマス・メドレー」、そして「アンコール」。
カルテット
 会場を後にする人たちの中には「もっと、聴きたかった、歌いたかった」と名残惜しむ声も聞かれた。 
 今日の熱気からクリスマスが若い人たちのセレモニーというだけでなく、 年齢に関わりなく楽しみにされている一大イベントであることがわかった。であるなら、来年も更に盛り上がる催しを建部町公民館さんにお願いすることにしよう。 
 ところで、「ロッティ・カルテット」の面々は来年が卒業。その後は、それぞれの道へと歩んでいくそうで、この出会いも最期となる。 チームが解散するのは寂しいが、きっと、いつかどこかで音を奏でる日も来るだろう。  ――「音楽と自由はいつでも手をつないでやって来る」
                         (写真 三宅・花房記者)