■米の収穫が終わり、たけべの里はホッと一息     2016年11月5日発信

鎌あげまつり鎌あげ祭り 次々と変わりゆく現代、以前あったものがいつしか消え、あったことさえも忘れ去られていく。そんな中、昔の行事を復活させて、 生活の豊かさを分かち合おうと富沢の「里山建部」が”鎌あげ祭り”を企画した。
 およそ、半世紀も前には当たり前だったこのお祭り、稲を穂木に掛け、肩の荷をおろしたお百姓たちが1年使い切った鎌にねぎらいと、次なる年の 豊作を祈願するというもの。しかし、鎌がコンバインに代わった今ではこうした習慣はなくなった。 そこで「里山建部」は夏に”しろみて祭り”を復活したのを 皮切りに、更なる第2弾として今回の秋季催しを実施することにした。 鎌あげまつり鎌あげ祭り
 今日、夙山のベースキャンプにはメンバー10数名の他、町内から子ども連れの親子が複数参加。里山ウォークを満喫した後、 薪で起こした火に大鍋と鉄板をのせて作られた豪快な「ちゃんちゃん焼き」と「芋煮」に ワイワイ言いながら舌づつみを打った。
 メンバーの一人は「子どもや若い人たちが参加してくれるようになって、我々も張り合いがある」と話した。 年配世代には当たり前だったこの光景、次なる世代にも新しいかたちで、しっかりと受け入れられていることを見て嬉しく思った。