■岡山市が取り組む市づくりに「建部」がテーマ?その意味とは。     2016年10月4日発信

課題解決課題解決 「第6回持続可能な岡山市づくりのための課題解決ワークショップ」インターネットで送られて来た情報にはテーマとして 「たけべ(中山間地域)のいいところを子孫の代まで残そう」と書かれてあった。わずか市の人口の1%に満たない建部を 机上に乗せるなら是非とも行かなくては。
 会場は今回発表する5テーマに沿いテーブルが用意され、発表者、参加者、市の職員がブレーンストーマーとして席に着いた。 発表のテーマは”子どもの貧困を救う居場所づくり”、”捨て猫との共存のあり方”など現実的市民目線。 わが建部からは「たけべおこし」の雨宮宏美さん、延江典子さんが「たけべのいいところを残したい」と発表に立った。 「建部は岡山市内にあって少子高齢化、過疎化、耕作放棄地の増大と問題山積みです。でも、それに勝るふるさととしての 良い点がいっぱいです。その素晴らしさを子どもたちに残していきたい。お知恵を貸してください」と訴えた。 
 この後、ポストイットを使ってのアイデア出し作業に入り、10人10色、思い思いを書き出していった。「たけべチーム」は 2チーム。解決すべき優先テーマの選定は少々、難航した。 課題ツリーに貼られた付箋は用紙をはみ出し大気圏外へ。あまりの課題の多様さに参加者も戸惑ったが、そこはファシリテーター役が 道筋を開いてくれて、課題1「建部の高齢化、農業担い手不足、少子化をどうする」、 課題2「建部町文化祭とマルシェを盛り上げるには」でそれぞれが解決に取り組むことに。
課題解決 一見、つながりのないこのテーマ、しかし課題1に対して、「だからこそ魅力ある建部を演出して若い人の流出を防いで、他所からも 来てもらう必要」と課題2が1つの解決策としてリンクしている。
 結果はどうだったであろう。いや結果など、ここでは求めるべきではないのだろう。この現状を深い部分で共有するそのことに意味がるのだから。
 ただ言えることは、これら”中山間””過疎””高齢化””少子化””都市流出””農村崩壊”等々を解決するニューディール政策を 生み出せたらそれは世界の規範になるだろうということ。 果敢に課題に取り組もうとする人が、行政、NPOのみならず市民にも広がっている今日の姿は、アンケートにあった採点欄で、 「85点」と記入するに十分の内容だった。