■「アユモドキ」という魚を知ってますか?「めだかの学校」サマー学習編、開催。    2016年6月26日発信

アユモドキ  めだかの学校アユモドキと聞いて皆さんどんな魚を想像しますか?ほとんどの人はアユの仲間と思われるでしょう。 が、実はドジョウの仲間なのです。同じ遺伝子の個体が中国やインド、東南アジアにもいて、このことで大陸がつながっていた200~400万年前から 生息していたと推測されています。今は国の天然記念物としてタナゴなど4種類が指定されています。 
 今日は「アユモドキを守る会」実行委員長として活動されている、小林一郎先生にお越しいただき、 アユモドキや他の淡水魚について学びました。 当館の水族館のカワムツ、オヤニラミを教材に興味深いお話しがあり、参加者も熱心に聞き入りました。 途中で顕微鏡を覗いてめだかの卵やモノアラガイの卵を観察し、子どもたちは「卵の中に目がある!」と大興奮でした。 他にもカブトエビ、ホウネンエビ、オタマジャクシ、カイエビの観察もして、「これらは今も田んぼの中で元気に泳いでいるよ」と教わると 「えー、こんなのが近くにいるんだ、すごい!」と目を輝かせていました。 このアユモドキが国の天然記念物に指定されるきっかけについても、きっかけになったのは小林先生の水辺教室で教わった生徒の2人がアユモドキを熱心に研究し、 保存活動を展開した、その成果だそうです。 今回の「めだかの学校」行事の参加者からそういった人が誕生することを我々スタッフも願ってやみません。 (めだかの学校 指導員 戸田裕人レポート)