入院生活もいよいよラストスパートを迎えてきた。

精神科における退院は「完治」ではなくあくまで「社会に出ても問題は無い」くらいのこと。

過去に二回入院したがどちらも退院後に鬱の波がどっぷりやってきた。

あの精神的な反動はとてつもない。

この病気を発症してから人間関係が非常に狭くなった。

離れていく人の多いこと多いこと。

それだけ精神医学は未だに認知されていない。

偏見の目で見られるものだ。

鬱の時より危険なのは
躁状態。

自分でも振り返ると異常な行為が多い。

というか、本当にこの病気が無かったら今はもっと違う人生を送っていたかもしれない。

発症したタイミングが高校二年の二月。。。

これから医科大に向けて勉強という時に発症。

鬱の波でまともに起きられない。

最低限卒業するのが目標になった。

病気も三学期にある程度良くなり美容専門学校に変更

去年六月東京の美容室に内定

去年七月再発

内定辞退




ターニングポイントで尽く潰されたが、今度こそは再発しないように薬の調整もかなり慎重に行っている。

今は11錠飲んでいる。
やっと安定してきたところだ。

やはり一日11錠というと副作用も金銭面もかなり大変だが、長い年月をかければ減薬しても大丈夫になるだろう。

精神薬はとても恐い。

微量であっても身体に合わないととんでもない副作用が出る。

入院初期レボトミンという結構強い安定剤を一錠だけ飲んでいたが一週間たった頃めまい、肩凝り、ついには目が霞んでほとんど視界がぼやけてしまったことがある。

これには焦った。

それから今後生涯に渡って服用するであろうリーマスという気分の波を抑える薬は、非常に使いずらく、危険度が高い。

新薬のデパケンよりかなり昔の薬リーマスが自分には合ったわけだから仕方ないのだが。

用法、用量を守らないと冗談抜きで死ぬケースがリーマスにはある。

今回の入院でODで入った際に医者が形相を変えて看護師に胃洗浄と点滴の事を焦って指示していたのは今になってそういうことなのかと思った。

とりあえず、もうODはしないように。とはいってもするときってだいたい正気じゃなくなるんだけどね。

誰に相談する余裕も何もなく、衝動的に。

生きる価値を見失うと人は真っ先に未来を絶とうと本能的に思うのだろう、か。