ありのままの私を 

受け入れてくれる人なんて

いない。

自分自身でさえ、

嫌悪感でいっぱいなのに。

 

こんな人間は、

誰かと深くつながることなんて

不可能だ。

 

不可能だ。

そうとしか思えないんだ。

 

この繊細さを

理解してくれる人なんていない。

 

この繊細さを認めてしまったら、

受け入れてしまったら

私は生きてはいけない。

 

この冷たい社会で

生き残れない。

ダメ。

絶対にダメ。

 

だから 強くならないと。

我慢と、根性で

踏ん張らないと

私みたいな人間は 生きていけないんだ。

 

みじめだ。

自分が。

こんなに弱い、自分が。

すぐに傷ついて、おどおどして、

人の目が恐くて、人の目をいつも気にして。

そんな 弱虫な自分が

とても みじめで 恥ずかしくて

虚勢を張らずには 生きてこられなかった。

 

でも、

 

あいつは 違う。

あいつは すごいな。

 

そんな繊細さ、

むき出しにして

生きている。

 

あいつは 決して 弱くない。

傷つきやすく、もろいけど、

弱くない。

強いよ。

自分をちゃんと受け入れている。

自分からけっして離れずに、

自分に素直で正直で。

 

そうか、

自分を味方につけているから

強いのか。

 

あいつは すごいな。

 

とても、マネできないな。

わたしには。