政府は、今年の秋に現行の健康保険証を廃止しマイナンバーカードに一体化させる方針を打ち出しています。

 

  しかし、厚労省によると、今年4月のマイナ保険証の利用率は、約6.6%と低迷し、依然として普及が進んでいません。(NHK)

 

  そのため、コロナの時と同じように、病院に対して金のバラマキ作戦を行っています。マイナ保険証を利用した患者数の増加状況に応じ、最大20万円、診療所と薬局に同10万円を支給するという。(東京新聞)

 

開業医もマイナ保険証に反対

  マイナ保険証については、医療機関を利用する国民ばかりでなく、開業医でさえも反対の声をあげています。

 

     健康保険証ならば、医療機関に月1回の提示で済んだが、マイナ保険証に切り替わると、毎回提示が必要になり、しかも、利用する際にパスワード入力が必要になります。

 

  現代社会では、銀行やクレジットカード、ネット通販など様々な場面でパスワードが求められます。マイナ保険証はたまにしか使わないので、何のパスワードを設定したのか、忘れてしまう可能性が高いといえます。

 

  つまり、いざという時、パスワードを忘れてしまって、健康保険が使えないということになります。

 

  さらに、停電時には使えないし、読み取り機不具合のトラブルも生じており、使いたい時に使えないという場面に遭遇することは容易に想定されます。

 

  それでも、政府はマイナンバーカードを普及させるために、健康保険証廃止という荒業に出ているわけですが、普及率が伸び悩んでいるので、政府とマスコミがタッグを組んで、次なる手を打ってきました。

 

スマホ契約にマイナカード

 次なる手は、『携帯電話の契約時の本人確認としてマイナカードが必要』との報道がなされ波紋が広がっています。

 

 報道内容は、

 

 『携帯電話を「対面」契約する際、事業者に対し、マイナンバーカードなどに搭載されているICチップの読み取りを本人確認方法として義務付ける。

 

 インターネットなどを通じた「非対面」での契約では、健康保険証や運転免許証の画像を送信する方法は廃止し、原則としてマイナンバーカードに一本化する。

 

 

  運転免許証などの本人確認書類の券面偽造による携帯電話の不正契約が相次いでいることなどを受けた措置だそうです。

 

デジタル庁に確認

 スマホ契約にマイナカードが必要なのか、「ゆうこりん」さんがデジタル庁にTELをかけて、事の真相を確認くださっています。以下、Xより転載

 

 マイナンバー総合フリーダイアルに電話した。

【ゆうこりん】
 『携帯契約の本人確認、マイナンバーカードの読み取り義務化へ 運転免許証などの券面確認は「廃止」』 というのが報道されてたけど、マイナンバーカードを作りたくないし、持ちたくない人はどうするの?

【 デジタル庁】
 マイナンバーカードは、個人の判断で作るものであり任意です。

 マイナンバー以外の身分証明書を提示で携帯電話の契約はできます。

運転免許証、保険証の提示でいい!

マイナンバーカードを提示した場合に限った話であり、テレビが言ったからと鵜呑みにしないでください。

我々は、テレビを見ないので勘違いすることはありません。

【ゆうこりん】
テレビが嘘をついたってことなの⁉️

【デジタル庁】
嘘に近い物がありますが、勘違いする方が多いです。


マイナンバーが役に立たない、危ないと思う方は、お住まいの自治体の役所に行って返納されたらいかがですか!

(ここまで)

 

 ということから、『マスコミがフェイクニュースを流していた』のが、事の真相のようです。

 

 マスコミ単独判断で報道したのではなく、おそらく政府から依頼されたのでしょう。

 

 テレビ報道を信じた方は、この情報を真に受けて、携帯電話を契約(機種変更)するために、マイナンバーカードを新たに申請してしまいます。 

 

 携帯電話契約の際、マイナンバーカードを身分証明書として提示すると、携帯電話とマイナンバーが自動的に紐付けされてしまいます。


 このように、政府はあらゆる個人情報をマイナンバーカードに紐づけしようと画策しているので、注意が必要です。

 

マイナカードは危ない

 デジタル化された個人情報は、外部からも、組織の内部からも抜き取られて情報漏洩されるものだと考えるべきです。

 

 2021年には、500万人分のマイナンバーカードの個人情報が流出したという事件も起きました。(Yahoo news

 

  中国人の偽造団によると、5分もあれば、マイナカードの偽造が可能との話です。

マイナカード偽造「1枚5分、技術や準備は不要」中国籍の女証言…本人確認に目視のみ多く悪用拡大【読売新聞】 マイナンバーカードの偽造が相次いで発覚している。不正対策による「信用」で本人確認時のチェックが甘くなり、悪用につながっているとみられ、SNSでは1万~2万円で流通しているという。中国籍の被告が取材に応じ、偽造の実態を証リンクwww.yomiuri.co.jp

 

 今時点では、かなり多くの偽造マイナンバーカードが出回っているとみるべきです。

 

 政府、マスコミはフェイクニュースを流してまで、マイナンバーカードを普及・促進させようとしています

 

 マイナンバーカードに健康保険証や運転免許証、銀行口座等の情報を統合させると、紛失した時のダメージが大きくなるばかりか、盗難にあった場合には不正利用される危険性が高くなります。

 

 マイナンバーカードは安全性が確認できるまで取得しないに限ります。

 

 本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。