アル添酒フェスティバルの集合写真載せ忘れてた!





賛同し駆けつけてくれた蔵元さん、杜氏さん!

賛同しお手伝いしてくれたスタッフのみなさん!



お疲れさまでした~~~!



そして来てくれた&気にしてくれたお客さま、本当にありがとうございました!

 
昨日、6月29日、渋谷のシダックスホールにて開催された第三回アル添酒フェスティバル。おかげさまで(本当におかげさまで!)前売り券もすべて完売し、400名以上のお客さまにご来場いただくことができました。これもひとえに「名前やイメージだけで判断せず本質を捉え、自由に日本酒を楽しむ心」をご理解くださったたくさんの飲兵衛のみなさまのおかげです。スタッフ一同、蔵元一同、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

会場に漂うカレーの香りなど(笑)掟破りの要素満載のこのイベントですが、当日のお客さまの笑顔や感想をお聴きする限りではご満足いただけたように思え、我々スタッフとしてもまずまずの成功だったのではないかな、と考えております。もちろん至らぬ点や反省点もまだまだてんこ盛りでしたので、来年の開催が可能であればさらに改善を進めていく所存であります。どうか温かく見守っていただけたら、と思います。

ちなみにいくつかいただいたご質問にお答えしておきます。

Q:アル添酒フェスティバルなのに純米酒があったのは何故?
A:各蔵元は純米酒も造っており、アル添酒のみの展示ですとその蔵元が造るお酒の全体像が見えづらくなるため「蔵元をきちんと知って貰う」意図で純米酒を5種のうち1種ずつ配置しました(夏酒が純米の場合は2種になります)。

Q:地元で飲まれている美味しいアル添酒を、と謳いながら大吟醸などの高級酒があったのは何故?
A:今回はアル添酒を各蔵4種類展示したのですが、低価格帯「のみ」に縛るとどうしてもキャラが似通い、楽しみが半減すると同時に蔵元が造るお酒の全体像がやはり見えづらくなります。低価格帯のお酒「のみ」にすれば参加費もより安くできるのは事実ですが我々としては「より一層の楽しさ」を優先して(蔵にもよりますが)1種類だけ高級酒を配置しました。

その他、ご質問がありましたら地酒屋こだま、もしくは酒の秋山内のアル添酒フェスティバル事務局までお問い合わせください。





さて、無事に終えたこの時点での個人的な想いを備忘録的に記しておきたいと思います。

<注>地酒屋こだま店主個人の気持ちです、アル添酒フェスティバル事務局の意見ではないことを予めご理解ください



口を開くたび何度も何度もお話していますが、僕は「純米酒が絶対的な基本である」というスタンスをとっています。純米酒がなければアル添酒もない、純米酒をきちんと造れない蔵が美味しいアル添酒を造れる訳がない、そう思っています。ちなみに個人的にはアル添酒で大好きなお酒もいっぱいあり、地酒屋こだまでも素晴らしいアル添酒も多数扱っています。

そして純米酒とアル添酒というのは相反するものではなくそれぞれの役割が違うということをきちんと理解しなければならない、と思っています。毎度同じ表現で申し訳ございませんが、野球でいえば純米酒は直球、アル添酒は変化球みたいなもの。音楽でいえば純米酒はクラシック、アル添酒はロックみたいなもの。それぞれが存在することで楽しみは何倍にも増えるものなのです。

そう、お互いがお互いを否定するのではなく、お互いの役割を認め合って存在することで僕らを楽しませてくれる、そんな位置付けなのです。

ダメな(コストばかりを優先し飲み手のことをないがしろにした不味い)アル添酒が台頭し真っ当な純米酒が隅に追いやられていた時代が長く続いたためにアル添酒は悪者のように扱われてきましたが、ダメな純米酒ももちろん昔からたくさんあるし、よいアル添酒もきちんと受け継がれて来た訳です。

その中で「純米こそ本物」として奮闘してきた先輩方には本当に頭が下がります。おかげで随分と純米酒の比率が増え、今も純米酒の製造割合が微量ながらも増え続けていることは素晴らしいことだと僕は感じています。

では、何故そんな時に「アル添酒フェスティバル」なのか?

僕がもともとこの「アル添酒フェスティバル」というイベントの構想を得たのは、そういった流れで日本酒好きな方々が純米酒を好み始める一方、正確な知識もなしに「アル添酒はダメだ」と頭ごなしに発言する風潮に違和感を感じたのがきっかけでした。偉大な先達には申し訳ありませんが、純米酒を広めたいあまりに「アル添酒とはいったい何なのか?何がいけないのか?」をきちんと説明することを放棄し「アル添酒を全面否定する」という安直な方法論を選択してきた結果だと僕は思っています。

何度でも言います。純米酒が絶対的な基本です。
でもアル添酒が悪者なのではなく、アル添酒を利用して飲み手を騙してあぶく銭を儲けてきた造り手側が悪者なのです。

時代の流れだった。
そうしなければ会社が潰れていた。

そんな言い訳は通用しません。飲み手はまんまと騙され、というか、そんな日本酒を飲んで美味しくないと感じた世代がどんどん日本酒から離れて行った結果が今なのです。

話が横道に逸れました。

なので僕は「アル添酒とはいったいなんなのか」ということ自体をメインテーマに据えたイベントを開催することでアル添酒についての正確な理解をするきっかけを作りたかったのです。日本酒専門の飲食店さんだってこのことをきちんと説明できる方はまだまだ少ないくらいです、飲み手の方が知らない、勘違いしているなんてことはある意味当たり前。大きな試飲会でもその出展酒がほぼすべてアル添酒、なんてイベントはどこを探しても見つかりません(笑)ならばやるしかないじゃない、と思いました。

そしてアル添酒をきちんと知って貰い、いろいろなアル添酒を実際に飲んで体験していただき、その是非も含めいろいろなところで(正確な知識を前提とした)話題になるかも知れない。そしてさらに言うとアル添酒を知ることで逆に純米酒の良さをあらためて見直して貰える、そんなきっかけにもなるのではないか、と。

その結果は、言葉は悪いけれど、僕にとっては本当はどうでもいいのです。

「やっぱりアル添酒は好みに合わない。これからも純米酒党でいこう。」でもいいし。
「アル添酒の中にも好みに合うものがあった。たまには選択肢に入れていこう。」でもいいし。

要するに「きちんと知った結果、自分はどうなのか」を分かって貰えることが大切なのです。知らないであれはダメこれはダメ、と言っている自分に疑問を持って欲しいのです。

そう、僕は「アル添酒に復権を」「アル添酒を擁護する」なんて言ってる訳じゃない。それをどこかの大きなお金持ちの団体さんが「こんな時にアル添酒を賛美するとは時代錯誤も甚だしい、けしからん」的な発言を度々なさっていますが、表層しかご覧になれず真意を理解しようとしない時代遅れの愚者そのものであることを露呈されていることに早く気付いて欲しいものです(守るべきものがたくさん御有りでしょうから難しいかも知れませんが・・・)。

また話が横道に逸れました。

昨夜の打ち上げ会場で、ある(今の業界では超!話題の有名人でもあるあの方です)造り手の方が、「自分は純米にこだわっているんですか?と言われるのが凄く嫌なのです。僕にとっては純米もアル添もどちらも大切なお酒なのです」という趣旨の発言をされて大喝采となりました。あんなにも凄い方がそういう風に感じているのかと思うとなんだか嬉しかったなー。

そう、造り手はいつだって全力投球。
少なくとも昨日来てくれた蔵元や地酒屋こだまで扱う蔵元はね。

この文章を読んで、少しでも理解をいただけることを祈ります。



平成26年 第三回アル添酒フェスティバルが明けた6月30日

地酒屋こだま 店主 児玉武也

 

たまには徒然に、ただ思うままに、くだらない独り言です。



飲食店はやらないんですか? そう聞かれることがしばしばある。その方々曰く、僕は飲食店に向いている(ように見える)らしいのだ(あくまで個人の感想です!笑)。


もちろん興味はあるし、というか好きだし(笑)、そもそも月に二回の飲食店「別館ちょこだま」もなんだかんだご好評をいただいて三年目だし、古くは酒徒庵さんはじめ最近でも友人のお店のスタッフとしてお手伝いをしてきた経歴もあるし、その意味では平均点以上の仕事をできるであろう自信もなくはない。


飲食店って楽しいよなぁ、って思う。

だって酒屋と違って日本中のたくさんの日本酒を無差別にお客さまに紹介できるんだもん。もうね、絶対的な種類が違いすぎるからずるい(笑)で、呑んでいただいたダイレクトな反応を目の前で見ることができる喜びもあるしね。


僕のお店(酒屋)は扱いの蔵元だけを深く、とにかくディープに伝えるのが使命だからもちろんそれでいいし満足しているんだけど、それでも(広く浅くだとしても)とにかく武器(アイテム)が多いってのはなんか憧れる。


だけどやっぱり、僕には飲食店は無理だと(今は)思う。

だって仕入れとかで朝早く起きるのヤだし。←結局そこ?w


いや、真面目な話、飲食店をやる以上やっぱ暇な日とかあるじゃない。で、どんなに頑張ってもお客さまがあんまり来なくて、一生懸命仕込んだ料理とか無駄になっちゃう時もあるじゃない(その辺のリスクを最小限にするのも技術なのですが)、なんかね、そういうのに耐えていく自信がない(苦笑)


僕は母を15年前に亡くしているんですが、たまに ふっ と思い起こす切ない思い出のひとつに子供の頃の夕食の風景があって、家族四人で食べ終わって片付けの時に「これ、売れなかったね・・・」と母が寂しそうに言いながら余ったおかずを片付けてるの。子供の頃は特に何とも思わなかったんだけど、今になって胸を締め付けられるような悲しい気持ちになって、思い出す度にいちいち泣きそうになるんだよね。


なので僕が飲食店なんかやったら毎日泣いてしまいそうで無理!(苦笑)


あとはアレだな~~~目の前のカウンターかなんかで日本酒好きなお客さまが連れの女性とかに張り切ってビミョーに間違ったウンチクなんかを披露するのを黙って聞き流す自信がない(笑)笑顔で聞き流してる飲食店さん、みんな偉いなぁ、と思う。月に二回のちょこだま営業でさえ結構イライラして時には割って訂正に入っちゃうもんなぁ。 ←子供w


そう、朝早くから仕入れや仕込みして、場合によってはランチ営業して、お昼寝した後にまた夕方からお店開けて、深夜まで僕ら酔っぱらいの相手を笑顔でしてくれる飲食店のみなさんって、やっぱ凄い、凄すぎる!!! って、ホントに心から思う。


そういえばここ最近は日本酒ブーム(?)なのか、新しいお店も随分と増えているようで、こんなうちみたいな小さな店でもたまに「今度お店を始めるので相談に乗って」という方がいらっしゃる。全力でアドバイスさせていただくのはもちろんだが、その気持ちと逆に「こんなにお店増えて大丈夫なんだろうか?」という小さな疑問もある。


結論をいえばいい店はきっと生き残るだろうし、愛のない店やコンセプトが曖昧な店はそう長くは続かないのだろうと思う(というかそうであって欲しい)。少しでも多くの、日本酒を愛する店が成功してくれたらいいな、と心から思う。


もちろん今の僕は酒屋に全身全霊で取り組んでいるし、まだまだ未熟で学ばなくてはならないこともいっぱいあるので、よそ見をしている暇なんてないのです。


頑張ろう、っと♪(オチのない話ですみません)