大盛況でした。
昨年よりさらに人が増えてごった返していた印象です。
再来年辺りから他県と同じく入場制限が必要になるかも知れません。
嬉しい悲鳴ではありますが、そうなるとちょっと寂しくもあるのが人情です。
今回は蔵元側で参加させていただきました。その蔵元とは、信州中野にある「丸世酒造店」
勢正宗(いきおいまさむね)や旭の出乃勢正宗(ひのでのいきおいまさむね)が主銘柄です。
19BYから造りをお手伝いしたりのご縁で東京にいらっしゃる際にはお手伝いさせていただいています。
1時からのスタートなので12時半に会場に着くと・・・・・
おおっ、もうみんな準備万端な感じです。(無理やり繋いだ写真ですみません・・・笑)
とりあえず自分のブースに荷物を置いて、会場をふらふらしていると・・・・・
湯川の尚子さん 登場!
今日はまたお着物が艶やかでいっそう美しい~~~
今年の尚子酒はぐんと進化していて要注目ですよ。
今回のイベントでも後半にお酒がなくなってしまったくらいの人気ぶりでした。
またふらふらしていると信濃鶴の北原専務 に「なんでこんな時間にいるの?」と笑われる(笑)
いやそのえーと、なんて汗をかきながら説明、というか僕のこと覚えてくれてたんだ!と密かに感動。
いつもブログ読んでるよ!というプレッシャーも浴びたので(笑)今年こそは蔵へ遊びに行きます!
んでもってふっと横を見ると本金の恒太朗専務 が通過中なので拿捕(笑)
今年の本金は恒太朗専務が一から気合入れ直しただけのこともあり、いい酒です。
先日の四季酒の会でもこの↑純米酒を出したのですが、凄く評判がよかったのです。
新婚で(羨ましい・・・笑)ノリにノッてる今年の本金です。
さらにきょろきょろしていると、北安大國の伊藤社長 が登場!
あれ?山崎杜氏は?と聞くと「行方不明です」(爆
造りが終わるとどっか行っちゃうんですよ~~~とスーパー営業マンの飯村さんと笑う。
そういや昨年のこの時期は自転車で広島の鑑評会に行ってたっけなぁ(笑)
さらにお正月にお邪魔した白馬錦の松浦杜氏 と再会を喜び合い、
先日お邪魔した松葉屋本店の市川社長 の生熟オンパレードに心意気を感じ、
あちこちでとにかくお話ができて幸せでした。
あーそうそう、TAKEブログで密かな人気を誇るこのヒトも忘れちゃいけません。
長野が誇るイケメン蔵元、笑亀のダイスケ社長 !(笑)
ただ普通に笑っているだけなのに漂うこの色香は只者ではない!
7月25日に四季酒の会主催で笑亀の会を開催するのでこの笑顔を見たい方は是非♪
・・・・・と、お知り合いに挨拶回りしているだけで開場と相成りました(笑)
さて、我らが丸世酒造店のブースをご紹介します。
準備したお酒は以上の通り。右から順に・・・・・
・純米酒
・特別純米酒
・大吟醸
・純米酒(もち米熱掛四段仕込み20BY生原酒)
・純米酒(もち米熱掛四段仕込み20BY火入れ酒)
・もち酒(本醸造30年古酒、非売品)
・純米酒(もち米熱掛四段仕込み19BY生原酒)
・純米酒(もち米熱掛四段仕込み19BY火入れ酒)
・本醸造(もち米四段仕込み20BY火入れ酒)
・普通酒(もち米四段仕込み19BY火入れ酒)
純米酒以上はすべて長野県産の美山錦を使っています。
1時から3時までは業者・関係者専用の時間帯ということでちょっと緊張しました。
たくさんの専門家の方からいろいろなご意見をお聞きできてとても勉強になりました。
フルネットの中野さん、直接お話したのは今回が初めてでした。
実は僕は甘い酒が好きなんだ、と四段仕込みに興味津々でたくさんお話させていただきました。
もちろん凄い方ではありますが、ただの酒好きのオヤジ(失礼!)という感じでとても楽しかったです。
あ、右後ろには日本酒こんしぇるじゅの山村さん が写ってますね(笑)
3時からは一般の方も入場してきてお酒もフル回転。
やはり「もち米四段」って何?という質問が多く、一生懸命説明しながらお酒を注ぎます。
あ、せっかくなのでちょっとだけ説明しておきますね。
お酒は通常、3回に分けて仕込みます。
いっぺんに「どーん」と仕込むと多すぎて酵母が活性化せずお酒にならないので
1を2、2を4、みたいな感じでだいたい倍々に増やしていくのを「三段仕込み」と呼んでいます。
んで、最後の仕上げ段階でもう一回お米を投入してやるのが「四段仕込み」です。
このメリットとしてはいろいろあるのですが、丸世では「柔らかい甘みを付加してやる」ことを目的にします。
蔵元によっては「五段仕込み」などもありますが、それぞれその目的は違うかも知れません。
で、この「四段仕込み」自体は全国でも多くの蔵元が採用している仕込みなのですが
この時に普通のお米ではなく「もち米(もちまい)」を使うことで甘みに特徴を持たせているのです。
実際にはもち米で「甘酒」を仕込んでそれを投入するのですが、うるち米とは明らかに甘みが違います。
で、ここまでは実は全国で見ると同じ仕込みをしている蔵もいくつかあります。
ここからが丸世の本当の秘密に迫るわけなのですが(笑)
昨年度(19BY)から、熱掛(あつがけ)四段仕込みというものを始めました。
この時代遅れともいえる仕込み方法は、たぶん非常に珍しいのではないかと思います。
これは先ほど述べた甘酒にして入れる方法ではなく、
蒸し上がった熱々のもち米をそのままサッカーボール大に丸めてタンクの中にぼんぼん放り込みます。
もろみの温度も当然上がります、普通に考えたら非常識です、が、そういうやり方なのです。
これがここ2年「これは美味い」と評価の上がっている丸世酒の秘密なのです。
お客さまに一生懸命に説明している(と思われる)TAKE。
自分で言うのもナンですが、なかなかいい表情(かお)しています。
いつもいい勉強をさせていただいています。
ご縁をいただいてこうして関社長のお手伝いをさせていただいていますが
呑み手の生の声を聴けることが僕にとってこれ以上ないくらい勉強になっています。
お手伝いの合間にちょっとだけ他のブースにお邪魔してきました。
時間の関係で限られた蔵元しか回れませんでしたが、その中で印象に特に残ったものを。
信濃鶴
純米大吟醸は凄すぎ。香り、味のバランス、どれをとっても一級品。
大吟醸の見本のようなお酒で北原杜氏の凄さを実感するというか愕然としました(笑)
精米55%、一升2,100円の特別純米は穏やかで力のある銘酒、この凄さにみんな気付け!
井の頭
純米酒がすっごくいい!
昨年あまりいい印象がなかった蔵なのですが今年はちょっと驚きました。
1801酵母の純米吟醸は初心者にはとてもいいです。
1時から8時まで、あっという間でした。
たくさんの笑顔をいただき、楽しい一日になりました。
ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!!
その後は恒例の二次会へ。
予想していたより人数が増えて総勢24人で盛り上がる盛り上がる。
僕はさすがにちょっと疲れてしまい、テンション低めですみませんでした。