前回の日記にも書いたが、怒涛の週末・・・いや、土曜日だった。
恵比寿のたけちゃんことTAKE店長のえびす海岸 にて
茅ヶ崎の天青を醸す五十嵐杜氏に愛を告白し(笑)、
そのまま池袋の魔人ことGOD店長のたづむら にて
馬とフィリピンをこよなく愛するみなさんと呑みまくり、
さらには神楽坂の秘境ことYさん宅ホームパーティに
男子一人で乱入&呑みまくり、寝相の悪さが露呈し(爆)、
まぁ、そんな夜だったさw
写真はそんな僕の寝相の悪さを写した一枚。
ああ、恥ずかしいw
ちなみに朝起きたら布団と全然違うとこにいたwww
ま、いいんだw
そんな日曜の朝、あんだけ呑んだのに二日酔いもなく
渋谷駅を通りかかったちょうど10時は東急開店の時刻。
何かの予感に導かれてふっとお酒売り場を覗いてみたら、
・・・・・あらー?どっかでお見かけしたような方が・・・・・
・・・・・すみません、さすがに写真は撮ってないです(笑)
福井県は勝山市の一本義久保本店の道林営業課長さん。
初めてお会いしたのは昨年の9月1日、
名古屋のmassaさん の「東京大試飲会」の会場でのこと。
massaさんに頼まれて僕が開会前の挨拶をさせていただいたので
道林さんもすぐに僕のことを思い出してくださったようで(役得w)
朝一番からいろいろとお話を伺ってしまいました。
もちろん試飲もさせていただき、気に入って買ってきたのがこの一本。
伝心 斗瓶囲大吟醸 2008
醸造元:一本義久保本店(福井県勝山市)
記憶によれば僕と一本義との出逢いは15年ほど前に遡る。
金沢を旅した折、福井の東尋坊を訪ねた際に買い求めた生貯蔵酒。
淡麗辛口大流行の最中だからそれも類した味で感心はしなかったが
今もその味を覚えているからなにかしらの印象はあったのであろう。
しかし、今の一本義(伝心)はその頃とはまったくレベルが違う。
驚きに値するほど、美味い。そして、旨い。
自信を持って醸しているのが酒質から伝わってくる気がする。
香りはエステル系の吟醸香がかなり強い。
冷えが弱まるのに比例して強くなるので個人的には冷やがお奨め。
山田錦らしい幅の広いゆったりとした旨さが口中に広がる。
酸はやや弱めで山田錦特有の苦味が後口をしめるがキレは甘いか。
含み香もなかなか強烈で、温度が上がるとややクドさに繋がる傾向。
氷の入ったワインクーラーで夏の暑い時期にはいいかも知れない。
広島の龍勢・宝寿に似た酒質を感じます。
道林さんには「食中酒にもいいっすね!」なんて言っちゃったけど
もしかしたら少し強すぎるかな、ってくらい旨いお酒です。
原料米:山田錦50%精米
ちなみにこれで¥2,100(720ml)は非常に安いと思います。
道林さんに「安すぎません?」って聞いたら「はい(笑)」だって。
タンク少量で発売してるし、これでいいんです。って仰ってました。
ラベルだってよく見てください。「伝心」のとこ、切り抜き貼りですよ。
いやー、ホントに偶然でしたが、いいお酒に出逢えてよかったです。
このオレンジが脳裏に焼きついたのか、
今日ユニクロに寄ってオレンジのシャツを買ってしまった僕でした(笑)