以前にJhaチャンバーのサイレンサーOH&チャンバークリーニングをしましたが、その後乗ったのはキャブを88’の物に変えたとき、ミッションを88’に変えたとき、通勤で2回乗ったぐらいでほとんど乗っておりませんでした。

寒いのは苦手なので、状態維持にと週に1回程度・長い時は1ヶ月に1回エンジンをかけて近所をクルリと回って(雨の日にはバイク小屋から、バイクのオケツを半分ぐらい出して水温が80℃ぐらいになったらエンジン停止)というのを繰り返しておりました。

暖気中にビチビチ・・バリバリ・・・と段々音が大きくなってきました。

チョークを戻し、アイドリング時はそうでもないのですが、少しアクセルを煽ると3000~4000RPMぐらいでしょうかビチビチと音が割れた不快な音が響き渡ります。

う~ん、あの時悪魔に乗り移られてクランクにオイルを注油したのが原因で、サイレンサーのグラスウールがきっとオイルでべとべとになってしまったんだ!と走行距離数十キロで2回目のサイレンサーOHをすることになりました。

サイレンサーを外して家に持ち帰りリベットの頭を電動ドリルで飛ばします。

以前、電動ドリル・リベット・ステンレスの針金で3千円あれば余裕で買えるでしょう!とのたもうてしまいましたが、訂正いたします。

電動ドリルではなく、家庭用の電動ドライバーでしたすみません。
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バイクを整備する上で、これを使ったはサイレンサーのリベットの頭を飛ばすのと、付けなかったけどサイレンサーステーのネジ穴の穴あけぐらいです。

逆に言うとリベットの頭飛ばし専用で1200円の電動工具と考えればアリかなと思っております^^;

さて、リベットの頭を飛ばしてピンを押し込み分解してみましたが、さほどオイルでベトベトというわけではありませんでした。

クランクに注油したオイルが原因ではなさそうです。

グラスウールを外して持ってみるとズッシリと重いです。

何やら水分で湿っていて体に悪そうな匂いがします。(ガゾリン臭いです)

恐らく冬の寒い時期に暖気した後にチョイ乗りを繰り返し、未燃焼のガソリンがグラスウールに染み込んだのと、水温が80℃ぐらいなのにサイレンサーを触ってもほんのり暖かい程度でしたので、結露による水分もプラスされたと思われます。

中途半端に性能維持の為に、冬場にエンジンをかけるのはあまり良くないのかなと思いました。

しかし、グラスウールは建築用の安いやつだし、お金掛けるなら手間掛けろですw

前に交換したやつがタップリ残っていますので前回同様に交換しようとグラスウールを取り出してみると、何やら黒い塊がホームセンターで買った袋とグラスウールの間にあるではありませんか。

それに何か濡れた後もあります。ハテナ?雨水でも入ったかな?と袋を覗き込んだら・・・クサッ!

黒い塊はう○このようです・・・

濡れているのは・・・いわずもがなですね。

家の周辺で時々イタチを目撃していましたが、どこからか入り込んで寒い冬の寝床にしていたみたいです。

すぐに捨てて新しいのを買うことにしました。

新たに買ってきて使った残りがこんなんです。
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比較に置いたタバコが小さすぎて良くわかりませんねw

これで84円です。何年分あるのでしょうか・・・

折角サイレンサーOHしますので、新たな試みにも取り組んでみました。

サイレンサー消音でググっていると、ふむふむ、4ST用ですが、最新のサイレンサーにはステンレスウールとグラスウールの2重構造になっているみたいです。

是非取り入れなければ!と色々回ってとある100均ショップでついに見つけました!
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スチールウールですが、肌理が細かく綿のようにふわふわしています。

これをサイレンサーのパンチングメタルに巻いて、その上からグラスウールを巻くことにより、消音効果・水分を含んでも走行中に飛ばしやすい・グラスウールの飛散を抑えるという効果を期待して2重構造にすることにしました。
購入したスチールウールはこんなんです。
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巻き巻きしてあるのをほぐしていくと・・・こうなります。
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今回のOHでは巻いてあるやつを両方で3個使いました。

見つけた時に嬉しくて2袋買ってしまいましたのでこれも何年分あるのだろうか・・・
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こんなに余ってしまいました。

肝心の音ですが、乾いたレーシーな音に復活しました。

空ぶかしでもスターーーン!と表現したら良いのでしょうか、割れるような音はしません。

OH後600Km弱走行しましたが、音は変わらないです。

あと、チャンバー本体も外して2回目のクリーニングをしておきました。

悪魔のオイルが残っているかもしれませんので軽く洗浄です。

今回使ったのは、以前クラッチロックプライヤーを買いにアストロプロダクツにて衝動的に買ってしまったメタルクリーンαです。

前回のチャンバークリーニング時に内部に少し錆が浮いているのが見えましたので、パイプクリーナーを使うよりも、防錆効果のあるこれにしました。
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コーヒーのビンに入れ替えてあります。刻んでいる数字は内容量600gでしたので、適当に書きましたw

600gで20ℓの洗浄液が作れると書いてありましたが、ちと濃い目の方が効くだろうwと適当に粉をチャンバーに放り込み、お湯の温度が80℃ぐらいが一番効果があるという説明でしたが、両方で約8ℓ分のお湯など沸かせられるはずも無く、湯沸かし器の温度を最高に・水量を最小にしてなるべく熱めのお湯を注ぎ込みました。

1日置いた結果はそれなりに黒くなった液が出ました。

前回の洗浄でほとんどカーボンは取れていると思っていますので、オイル汚れを落とし、錆びないのであればこれで十分だと安心するのでありました。