うどんと低気圧 | 幸福論~全ての才能はオルタナティヴへ向かう~

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今日は関内にてひとりマイルズ。今月二本目!
会場に着いたもののリハーサルまでだいぶ間があるものだからふらふらとうどん屋へ。そこで事件は起こった。

「この湯呑み汚れてるわよ」と店員の顔も見ずに言い捨てるオバサン、うどん屋の片隅でベチャベチャつつき合う若い男女、店内禁煙なのに灰皿も用意せずタバコに火をつけて、店員に促され外に出る際汚い捨て台詞を吐くオジサン。

あのな、お前ら。野暮過ぎて見てらんないぞ。帰れ。二度と来るな。

知っての通り俺はこと「うどん」に関しては一家言どころか二家言三家言持っているような男である。しかしそれは三流グルメ誌のようなドコソコのうどんがどうでアソコの天ぷらがどうだ、コレはああして食べるに限るとかそういうつまらん事は言わないの。俺はうどん屋とそれをとりまく町の人々やその暮らしが好きなのだ。心が通い合うのだ。

それをファーストフードかなんかと勘違いして尊大な態度をとりおって貴様ら、二度と店の敷居を跨ぐんじゃない!うどん屋は商売だしガンコ職人ラーメンみたいなそういった変に偏った人あまり居ないから怒られないだろうけど、俺は許さん。

景気も悪いし生活は良くならんしストレスも溜まるだろうけど、そんな時こそ他人と分かち合って励ましあって生きてかなきゃならないんだろうが。あのくだらない大量消費時代にでも戻りたいのけ?アタマ悪いんでないか、かなり。そんなんだから外国からバカにされるんだよ、情けない。
他人とろくにコミュニケーションとれないようでは大人とは言えないよ。拗ねてんじゃないよ、情けない。

うどんはとても美味しかった。帰る際に声をかけた洗い場のおばちゃんの笑顔が、気持ちも満たしてくれた。コレがうどん屋の本当の魅力。ごちそうさま。