今更かよっ⁈ って感じですが『 SUPER8 』の続きです

感想は、、、
僕的には「青春映画」としての良作だと思いました

SF映画としてではなくです。
この話のSFの部分は、実はオマケに感じてしまう。。。
もうどうでもいいくらい。
極論ですが、 この話のSFの部分は(この登場人物の中の)誰かが勝手に創り上げた記憶かもしんない。。。
どういう意味かと言うと、 勿論これは僕の独自な勝手な解釈なのですが、、、
子供の頃の記憶って、自分にとっては100%鮮明な記憶なのに、大人になって兄弟や友達と記憶を擦り合わせてみると、意外と全然違っていたりすることってあるじゃないですか。
時には「あんな凄い出来事を何で憶えてないの⁈」てヤツがいたり、逆に「そんな事あったぁ???」って話を聞かされたり。
そんな経験ないですか???
この映画の時代設定が「現代」なら、そうは感じなかったとおもう。 話はもっと露骨で「リアル」な物となります。
時代は70年代⁇でしたっけ、スピルバーグ達が、この話の少年たちの様にスーパー8で自主制作映画を撮っていた時代です。
この映画の映像も、わざと色調を変化させたり、カット割やカメラ構図を昔風にしてノスタルジック感を煽っていました。
今の全てを鮮明に映し出し、撮ったり消したり加工したりが手軽なデジタルなビデオカメラでは、このノスタルジック感は出ない。 それとも後30年も経ったら、もっと凄いカメラが当たり前で、今のハイビジョンカメラにノスタルジックを感じたりするのかな???
まぁさておき、 子供の頃は大人が大きく見えます。
楽しかった記憶も、怖かった記憶も、凄い誇張されて、そしてきっとデフォルメされて僕たちの中で熟成されてゆきます。
もしかしたら、列車事故はあそこまで大きな事故ではなかったかもしれないし、、、
怪物の宇宙人だってあんなにデカくなかったかもしれない。
いや、そもそも宇宙人なんかではなく逃げ出したゴリラだったかもしれない。
でもそんなことはどうでもいい。
彼らが、とにかくとんでもない体験をして、一つ大人になったということだけが真実。
そして過去を知る手がかり(事実)は、彼らが情熱を注いで創ったあの8ミリ映画の中にしかないのかもしれません。
だからエンドロールで、彼らの8ミリ映画作品を見せるという演出構成は見事だったと思います。
きっと大人になった彼らは、みんなで集まって自分たちの映画を見直しながら、あん時はあーだった、こーだった!とみんなで盛り上がるんだろうな。
是非もう一度劇場に観に行きたいと思ってましたが、結局行けずじまいでした。
きっと何度も観た方が味が出る映画に思えました。 ブルーレイ出たら絶対見直そうっと
