『NINE』公開初日に観に行って来ました。
観に行きたいと思っている方、結構いらっしゃるでしょ?
そういう方の為に、少し書かせて頂きますね。
感想は…
いや、やっぱり、
一緒に観に行った友達の感想は、、、
「かなりビミョー、大きく期待ハズレ」
でした。
でも僕は、「結構面白かった」です。
なぜなら、僕はこの話が「つまんない話」だと知っていたので、全く期待しないで観に行ったからです。
これは、50年位前のイタリア映画
『8(と)2分の1』←(分数が打てない。本当は分数の表記です)
を元にしています。
元にしているというか、公然とパクってるわけです。
それで『8(と)2分の1』に対して、2分の1だけ進化して『NINE』(9)なんでしょうね。
僕はそれを観る前に知っていたので、話は絶対につまらないと確信していました。
ちにみに映画『8(と)2分の1』は、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の映画史に残る名作です。
素晴らしい映画ですが、フェリーニはストーリーで語る映画作家ではないので、これ、話自体はつまらないんです。
つまらないし、若干わけわからないとこもあります。
北野武さんの映画もそういうとこありますね。
ピカソの絵が何書いてんだか解らないみたいなものです。
こういう本物のアーティストの作品は、理解しようと思うとつまらなくなります。
感じなければなりません。
人生のように。。。
そんな本物の芸術作品が、エンターテイメントの長であるミュージカルと相容れるわけはなく…
ストーリー構成は単純。
一人の男(映画監督)が、(優柔不断で、見てて感情移入出来ない情けない男です)、最初っから最後まで、ずーーーーっと、「映画の次回作のアイデア浮かばねーよー」と苦悩する話です。
苦悩といえば聞こえはいいですが、実際は問題や人生から逃げ回っている話です。
ミュージカル・ナンバーは、ほとんどが彼の頭の中か、まわりの女性の心の中が歌われます。
でもナンバー自体は、どれも素晴らしかったです。
セット、衣装、振り付け、どれも素晴らしい。
勉強になりました。
そして、やっぱペネロペ・クルス凄い!!
めちゃめちゃ才能のある女優さんですね。
また更に好きになりました。
出演者は本当に豪華!
その全員が登場するオープニングナンバー。
「これ、(こんな豪華メンバーで)どうやってリハーサルしたんだろう!?」って、同業者目線で裏を想像してしまって、一人で冷や汗かいてしまいました。
というわけで、この『NINE』は、かなりクロウト向け作品ではないかと思います。
ちなみに、僕の前に座っていた知らない若い女性は、途中から完全に映画はどうでもよくなり、ずーっと携帯いじってましたね。
さぁ!それでも観たいと思う方は、上記のことを踏まえた上で、どうぞ何にも期待しないで観に行って下さい。
そうすれば結構楽しめますよ(^^)