浪速のジョーこと辰吉丈一郎

いうまでもなく90年代の日本を熱狂の渦に巻き込んだ伝説のボクサーだ

その辰吉が今月タイで5年ぶりの復帰戦を行うという

現在38歳の辰吉はすでに定年を迎えているため日本では試合を行えない

しかもジム側からは数年前から引退勧告されており

事実上引退扱いになっているのだが

それでもジムに通って練習を続けていたのだそうだ

今回の試合もおそらくジム側からのバックアップはないのだろう

セコンドも現地の人間になるらしい…

だがジム側の判断も間違ってはいない

一時期の辰吉にはろれつが回らないなどのパンチドランカー症状が見受けられたし

最後の試合も格下相手に負けともとれるようなギリギリの判定勝利だった

そして5年のブランク…

選手の健康や将来を一番に考えれば引退勧告は当然だろう。


ボクシングはとても過酷だ

俺はボクシングをスポーツと捕らえることに少なからず違和感を覚える

昔俺のいたジムでも試合後に亡くなった方がいたし

そういう危険は常につきまとう。試合ではなく死合だ。

それでもつらい思いをしてまでもリングに上がり続けるボクサー

ボクシングはまるで麻薬である。


今回の試合の相手は一説によるとバリバリの実力者らしい

その上、年齢、ブランク、歴戦のダメージ、辰吉には不安材料しか見当たらない。

ファンとしてもう一度不死鳥の如くリングに上がる姿を見てみたいしその反面

「もういいじゃんか、もう十分やったじゃん辰吉、危ないよ!」という思いも強くある。

でも自分の人生、誰かに言われてではなく自分で幕を引きたい。

その気持ちは痛いほどよく解る


行け!辰吉


不死鳥伝説の幕開けだ!