take-yの デアゴ D51 & C57製作記&保存蒸気整備 デアゴスティーニの 週刊 蒸気機関車D51 と C57を作る シリーズの製作記 -53ページ目

デアゴスティーニ 週刊 蒸気機関車D51を作る 公式掲示板オープン!

デアゴスティーニ 週刊 蒸気機関車D51を作るの公式HPに

公式掲示板オープンしました(^O^)/!

http://deagostini.jp/community/jkd_bbs/list.php


全国発売も始まったことですし、これでさらに交流の輪が広がると思うと本当に楽しみです(^O^)

エンジン廻りのディテールアップ

16号でエンジン部の組みつけが終わったのですが、デアゴD51fでは結構省かれているディテールがあります。
それはボルト類や潤滑油の配管などで、最初は気にならなかったのですが実機取材のあとだんだん気になって
きました。
特に気になったのがボルトの省略で


実機を見るとバルブやシリンダ前後に締結ボルト
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バルブ部は前後の8本ずつ、シリンダ前蓋の弁心棒の根元に各4本のボルトがあったのですが



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デアゴD51にはこのようになにも無く少々寂しい ということでディテールアップをしてみることにしました


その方法とは


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6角形状のプラ棒を 用意してそれを切って貼るという方法で行ってみます


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こんな感じに適当な長さに切ったぷプラ棒を瞬間接着剤で接着。硬化後にプラ棒の長さを切りそろえて板やすりで整えました。

その後塗装。

すると!

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こんな感じになって、ちょっとオーバースケール気味ですが加工前よりらしくなった感じです(^◇^)


そして 煙室&フロントデッキを載せると

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斜め前から微かに覗く感じなんですがまあ過剰にごてごてした感じはなく悪くはない感じになりました(^O^)。

今回の6角棒を利用したボルトの表現はやり過ぎない程度であれば他の場所に使っても良さそうです。

実機取材 D51-201号機 !!


模型を作り込むためには実機取材が一番! ということで 前回 静岡市城北公園公園に保存されている D51-146号機を見に行ってきましたが、この窯 製造工場が異なるほか最後は北海道で走った機体ということで仕様が標準型とは一部が異なるうえに屋外展示で 腐食も目立つということで、探したところ200号機と同じ製造工場&仕様 の 201号機が蒲郡の蒲郡博物館にあるとのこと。

で、会いに行ってきました(^_^;)

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門をくぐると早速対面です(^O^)

が、なんか燈目で見た段階で判るほど凄く綺麗です
しかも、保存機にあるような、つやつや塗装や奇抜な塗装なども殆どなく 半艶の落ち着い私も好みの色合いの黒です(^O^)


では近づいてみましょう(^◇^)。
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連結器や煙室扉廻りの手すりの銀塗装が少々うるさいかんじですが、余分な付加物が全くなくすごくプレーンなかんじです。

デアゴD51との違いはシンダ避けと 信号灯の支持部の形状 ですけどこの辺は 現役時の改修の結果かと



続いてエンジン周りを
まずは側面。

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空気弁やドレンの銀は気になりますがこちらも腐食もなく綺麗です。



さらに前側
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146号機にあった 潤滑油の配管がなくスッキリしてます。

ただ、そのあとはめくらラボルトがつけられておりその辺は機体ごと使用状況に応じて装備の有無があるのかも
しれません。




さらに後ろ側
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こちらも146号機にあった 潤滑油の配管がなくスッキリしてますね。




そして少し下がってクロスヘッド



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これを見るとデアゴD51の造形は結構似てるかと(^_^;)





さらに、少し下がってリターンクランクなど
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C62の時に角度の違いが問題になったようですが 今回のD51はどうなうか注目ですね(^_^;)
それと見ていて気がついたことが、

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ご存知の方もいるかと思いますが、蒸気機関車の部品には同型の部品であっても個体差がが多く互換性が低いため、他機の部品を誤って使ってしまわないよう各部品に車番を打刻してあるのですが、右メインロッドの番号を見ると「D51876」。つまり、何らかの理由で876号のメインロットを転用したようです。


そして、少し戻って 煙突周りへ

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この201号機は長野式の集煙装置がつけられています
扉の切り替えは手動式のようで、キャブの運転助手側の方に操作ロッドが伸びていました。


この集煙装置、現在は外されていますが今製作しているデアゴD51の200号機に現役時代に付けていたものだそうです。そして、珊瑚模型さんからこの装置が発売されるということなのでうちのD51にもつけてみたいところです(^O^)。


そして、次はキャブ周りへ


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浜松工場製の証!製造銘板がありました。
この銘板、試作の写真には未装着でしたが、製品版には付くといいですね(^O^)

そして、キャブ下の配管


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前回確認した146号機よりだいぶゴチャゴチャしていますね。

仕様違いなのか 移設の再整理されたのかはわかりませんが(^_^;)


そして、次に運転台を覗いたところ


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なんと、自由に出入りが出来、なんと運転席にも座ることすらできました。

そのでキャブ内をいろいろ撮影させてもらいました。

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そのあと、内外を見たり撮影したあと撤収しましたが、ほんとうにいい状態で今回は全部は紹介できませんが
何枚もの貴重な写真や情報をえることが出来とても有意義な取材となりました。

あと、今回の201号機ですが、保存場所が海の真横という悪条件にも関わらず錆びや腐り等が全く見られず、また部品の欠損も 機関士席側の圧力計が一つが破損していた以外は全くないというように信じjられないほど状態がよく 運転非常に大事にされていて手入れも定期的に丁寧に入れられている様子が伺えました。
また、撮影環境も 公式側は建物、非公式側は壁があってと 距離をとって撮影をすることができず真横から1枚に全体像を撮影することができないこと、そして、非公式側のキャブ周辺に階段があって給水ポンプ廻りの撮影が困難なこと以外は撮影環境もよかったので、また疑問や確認したいことがあったらまたこの201号機
を見にこようと思いました。

それから最後ですがこれから、D51を組む皆さんもお勧めしたい保存機だと思いますのでもし機会があれば見に行かれたほうがといいかと思います(^◇^)


P.S
先ほど、真横から全身像を1枚の写真に撮ることはできないとお伝えしましたが、真横から撮った写真を繋ぎ合わせてパノラマ写真を作ってみました(^O^)

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でも、こうしてみると D51って結構全長長いですね(^_^;)