初めての糸紡ぎから一年程が経過し、要領を得てきたので、修正を含めて更新しておこうと思います。


はじめに
アンゴラうさぎとは?から書き始めると長くなるので、我が家に居るイングリッシュアンゴラさんです。


長毛で毛は細く、2日に1回はブラッシングが必要ですが、こまめなお手入れは長毛を綺麗に保つだけではなくスキンシップも取れるので愛着がわきます。

そんなアンゴラうさぎさんは日頃から毛は抜けますが、換毛期になると100g以上生え変わりで抜けてしまいます。

この毛がもったいないな〜。と思っていたら、洋服に使われているアンゴラがこの子達の毛だと知り毛糸作りを始めました。


私はカットした毛も使いますが、多くはブラッシングで抜けた毛を使うので、日頃のブラッシングでは牧草や絡まった毛先を始めに取り除き、その後のブラッシングで取れた毛を使うようにしています。


それでも全てが使える訳ではありませんが、後の作業がかなり楽になります。

※注意
室内飼いのペットうさぎと屋外で飼育されている羊では汚れ方が全く違うので、羊を刈った毛を購入して洗う場合は別を参考にして下さい。



予洗い
予洗いは洗剤を使って洗う前にお湯で軽く洗います。
動物の毛はほぼ水を弾くので、この段階で洗剤が入りやすくするのと、目立ったゴミなどを取り除きます。

漬ける時間は30分くらいで、お湯の温度は50〜60度が良いと思います。
始めはこの温度が判らず羊毛と同じ70度にしたり、40度で試してみたりしましたが、高温だと毛がパサつくように思います。


洗い
洗剤を使って洗っていきます。
お湯の温度は予洗いと同じで、洗剤は毛糸用洗剤。時間は30分くらい浸け置きします。

私はこの時に細かな牧草などが浮いてくるので取り除いています。


濯ぎ
濯ぎは40〜50度のお湯。お湯に手を入れるので、火傷しない温度にしています。
洗剤で洗った毛は軽く絡まっているので纏まって摘めます。これは後の工程でするカード作業で綺麗になるので問題はありません。しかしギュッと固まった毛はカード作業で時間が掛かったり、使えない場合もあるので、可能であれば軽く解しています。
とは言え、この作業に時間は掛けられないので洗剤の中で泳がす程度しか出来ませんが。

話を戻して摘み上げた毛は軽く絞りザルやボウルなどに入れて新しく溜めたお湯で濯ぐを繰り返します。


乾燥
日陰で干します。