信頼の時代の生き抜き方 | モチベーターコーチ金子剛「自由なら無敵」ブログ

信頼の時代の生き抜き方

 

これまで、人間には、互いの信頼が大切だった。

基本に信頼があって、

その上に、さまざまなルールやら習慣があって、

「社会」が成り立っていた。

 

そこに居合わせた人たち、それぞれが

信頼に値すると考え、その前提で物事が進んでいた。

 

もちろん、

他人を騙そうとする奴もいた。

殺意を抱えてたり、悪意を向けてくる者もいる。

 

それでも、9割がたの人は、

悪気のない、善意に根差した人間だと思えた。

 

甘っちょろかろうと、それを信じていたと言っていい。

少なくとも、

「信頼に値する世界」だった。

 

それに、何をするにも

信頼しないことには、始まらないじゃないか。

信頼がなくちゃ、世界は立ち行かないじゃないか。

 

何かを口に入れる度に、その素性をいちいち疑ってはいられない。

新しい家電品を使う度に、

そのメカニズムを理解し、把握することは不可能だ。

前の車が居眠りして、後ろの車が飲酒運転してるという前提じゃ

恐ろしくて運転できない。

 

政治を信じ、ブランドを信じ、リーダーを信じた。

一流と呼ばれるメーカーを信じ、顔の見える生産者を信じた。

 

おまけに

モノが溢れ、科学が進み、多様性が認められ、複雑になるほど、

すべてを自分で検証するなんて、現実的じゃない。

何もかもを完全に理解して行うなんて、不可能だ。

 

だから、信頼がなきゃ成り立たない。

信頼するからこそ、物事が動き出し、動かせたんだ。


それが世界だった。
 

 

なのに、今、それが逆手に取られている。

そして、世界はこのざまだ。

 

何もかも、すべてに検証が必要だ。

 

「誰かのためになる」

と言って、やさしさから搾取しようとしている。

「受け取るメリットの方が大きい」

と言って、恐怖を植え付け、コントロールしようとしている。

 

手にするもの、口に入れるもの、耳に届くもの。

知らないうちに受け取る電波や情報。

感知できない何か。

 

もはや、薬と毒の垣根は消え去ってしまった。

 

信頼して委ねることが、もっとも危険度の高い時代になったんだ。

なりゆきや気分に流されたら、もっともヤバイ時代になったんだ。

 

 

新しい時代。

 

何をもって信頼する?

他者を、信頼する基準は何?

情報を、信頼する基準は何?

 

今、改めて「信頼」が問い直されている新しい時代を、

どうやって生き抜いていくのか、

じっくり、しっかりと考えて、行動に反映させる時だ。

 

 

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      パーソナルモチベーターコーチ金子剛

「ハッピーハラスメントから脱出して、新しい自分を始める方法」

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