下記の記事を見つけたのでチョロっと調べて見たらあるわあるわ・・・

制御棒脱落不具合

78年 福島第一原発3号機→臨界事故

79年 福島第一原発5号機

80年 福島第一原発2号機

84年 福島第一原発3号機

88年 女川原発1号機

91年 浜岡原発3号機

93年 福島第二原発3号機

96年 柏崎刈羽原発6号機

98年 福島第一原発3号機

98年 福島第一原発4号機(34本も抜け落ちたとのこと)

99年 敦賀原発1号機→臨界事故

00年 柏崎刈羽原発1号機

制御棒誤挿入不具合

91年 福島第一原発2号機

05年 柏崎刈羽原発3号機

05年 福島第一原発2号機

密閉性不良(漏れ)隠蔽

91年 福島第一原発1号機

92年 福島第一原発1号機

97年 敦賀原発2号機

冷却水漏れ事故隠し

81年 敦賀原発1号機

緊急停止隠蔽

福島第一原発1号機

柏崎刈羽原発1号機

女川原発1号機

福島第一原発2号機

整備不良

10年 敦賀原発1号機(再循環ポンプ溶接部の点検を一度もしていなかった)

11年 敦賀原発1号機(緊急炉心冷却システムの一つが機能していないのに一ヶ月も稼働)

原発ではないけど臨界事故

99年 東海村 核燃料加工施設

朝日新聞:
制御棒一時34本抜ける 福島第一原発
2007年03月30日12時22分

福島県にある東京電力福島第一原発4号機(沸騰水型、出力78.4万キロワット)で、98年の定期検査中、原子炉の核分裂を抑える制御棒34本が一気に十数センチほど抜ける事例があったことが分かった。

一時的で、臨界には至らず、保安規定や報告義務の違反はなかったが、一緒に大量の制御棒が脱落したことから構造上の問題につながる可能性がある。東電は30日午後、経済産業省原子力安全・保安院に報告する。

関係者によると、圧力容器内の圧力を調整する弁の操作を誤ったため、137本ある制御棒のうち34本が一気に脱落したとみられる。抜け落ちた直後に運転員が気づき、すぐに元の位置に戻したという。圧力容器の圧力を抜くための安全弁が開いたのが原因で、これまでに発覚した一連の制御棒が抜けた原因とは違うとしている。

制御棒は、原子炉内で核分裂に不可欠な中性子を吸収し、核反応を抑える働きがある。これまでに同型炉で、手順書の間違いなどで水圧を調整する弁の操作ミスをした結果、制御棒が脱落していた事例が相次いで発覚している。北陸電力志賀原発1号機では、臨界事故につながっている。制御棒がうまく働かなければ、安全に支障をきたすことになる。制御棒が大量に脱落したことで、構造上の問題があった可能性が出てきた。

制御棒の脱落では、ほかに、同じ下から挿入するタイプだが少し構造が違う改良型沸騰水型炉でも、柏崎刈羽原発6号機で電気的な操作ミスにより、制御棒が4本抜けた例があったという。

また、日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県敦賀市、加圧水型、出力116万キロワット)では、97年に原子炉格納容器の密閉性を確認する試験の際に、国の検査官の目をごまかして不正に合格していたこともわかった。

 原子炉格納容器は、原子炉圧力容器を囲む巨大な鋼鉄製の容器。重大な事故が起きても放射能が漏れないよう、高い密閉性が求められている。

 調査によると、試験直前に格納容器の出入り口で、圧力を調整する弁に不具合が見つかり、漏れが大きくなった。このため、板を張ってふたをして一時的に漏れないように処置し、立ち会った国の検査官の目をごまかして試験に合格していた。不具合があった弁は、この2日後に交換した。

 密閉性を確認する試験をめぐっては、東京電力の福島第一原発1号機で、91、92年の2回の定期検査の際に、漏れた場所が分からないのに別の場所からガスを入れ続けて漏れがないように装っていたことが、02年に発覚。保安院は当時発覚したトラブル隠しの中でも極めて悪質だとして、同機を原子炉等規制法に基づく1年間の運転停止処分にしている。

今回の敦賀原発のケースについて、保安院原子力発電検査課は「国が定めた技術基準上の不適合管理にあたる可能性があるが、漏れの原因が分からないまま隠したという悪質なものではない」とみている。

保安院は発電施設でトラブル隠しが相次いだため、電力12社に調査を指示しており、他の11社も同時に報告書を提出する。

北海道新聞:
78年原発事故 東電、臨界と断定 84年にも緊急停止隠し  
2007/03/30 14:15
電力不正総点検を進めてきた東京電力は30日、福島第一原発3号機で1978年に起きたトラブルについて「原子炉は臨界状態だった」との見解をまとめた。同原発では84年の緊急停止隠しと98年の制御棒トラブルが、柏崎刈羽原発(新潟県)でも制御棒トラブルが新たに判明、これらを含む調査結果を同日午後、国に報告した。

原発で臨界事故が起きていたことが確認されたのは北陸電力志賀原発(石川県)に続いて2件目となる。さらに緊急停止の隠ぺいは、東電福島第二原発1号機、同柏崎刈羽原発1号機、東北電力女川原発1号機(宮城県)に続き4件目となった。

東電によると、緊急停止を隠していたのは福島第一2号機。84年に原子炉の起動準備中に炉内の中性子量が増大し、原子炉が一時的に、核分裂反応が続く臨界状態になったため、緊急停止信号が出たとみられる。周辺環境や作業員に影響はなかったとしている。このトラブルについて、国には報告していなかった。

78年の事故は中性子の計測器が7時間半に渡り振り切っていたが運転日誌にも記録をせずに隠蔽を謀っていた。

99年の敦賀原発1号機は臨界事故があった時間帯の原子炉運転状況などを記録したデータ原本が失われていた問題で、重大事態が印字された部分が切り取られた後に、問題のない前後の記録紙がつなぎ合わされていた。


結構不具合ありすぎだよ?
そして隠蔽の仕方がこなれすぎてるし悪質だ。

起こるべくして起きた人災にしか思えなくなってきた。

最早、政府や東電が何を言っても信用できない状態なんじゃないかな?