ふくらみちようび | KAZおやぢの背中

ふくらみちようび

それは昨日の日曜日のこと。

軽トラ
 ある車の前側に二人、荷台に二人の計四人の男が乗って
福良見中を走っていたそうな。
それだけでも十分に交通違反おかしいことだが

荷台の一人はビデオカメラ、もう一人は一眼レフを持って
周囲を撮影するという奇妙な行動をしていたようだ。

その車と遭遇した人や、見かけた人は相当不審な目で見つめていたらしい。


その後一団は、車を降りて小雨の中を歩きだしたそうな。

ビデオカメラが二台に増えて、しかも一台は紙袋にカメラを仕込み
小さく開けた穴からレンズがのぞいていたそうだ。

そのカメラマンは時には田んぼの畔を通り、時には住宅の花壇に忍び込み
またある時は水路の土管の中へと、まるで猫のような動きをしていたらしい。
JRの線路の上を歩いた時には、やって来た特急にあわてて逃げだしたそうな。


次にこの一団は、出会った村人にインタビューを試みたいようだったが、
いかんせん普段でも人の通りはほとんど無い田舎道に、
小雨が降る中では更に人影は見えなかったようだ。

仕方なく知り合いの家へ押しかけて無理やり家人を表まで呼び出しての
撮影という荒ワザに打って出たようだ。


果たして、撮影された映像を編集担当がチェックすると
車上の撮影はなんとか使えるようだが、猫目線カメラのそのおかしなアングルと
早い動きから観るものを車酔い状態に陥れ、結局使いもにならないことが判明したそうな。

また第一村人発見映像も、インタビュアーはシドロモドロ、音声はカメラマンの声が大きく
カメラアングルは近すぎたり下すぎたり顔が切れたりと全くダメだったようだ。

よってまた近いうちにカメラを持った怪しげな集団が福良見界隈をウロつくことになりそうだ。

その奇妙な一団の画像とその目的は次回のお楽しみということで、今回はここまで。