六三四の剣
剣道日本一を達成した夏木夫婦の元に男の子が生まれる。
6月3の4時に生まれたことから六三四と名付けられた。
六三四は両親の影響で4歳で剣道を始める。
六三四が小学校1年生の時、六三四の父親・夏木栄一郎の首に先輩の東堂国彦の鋭い突きが決まり、
栄一郎はその大会で優勝するものの、その突きが原因で死んでしまう。
それ以来、東堂国彦に対する恨みなどもあるが、剣道を通して精神的に成長していく六三四。
そして東堂国彦の子・東堂修羅は六三四の最大のライバルとして互いに切磋琢磨していく。
岩手県を舞台に、ライバルとの関係を軸にしながら、少年剣士の成長を描く。
剣道を題材とした正統派のスポーツ少年漫画である。
物語は小学生時代と高校生時代に分かれている。
「村上もとか」先生の作品で、「週刊少年サンデー」本誌で、1981年17号から1985年41号にかけて連載された。
この20年以上も前に連載されたマンガが知らぬ間に日本のお家芸を脅かす外国選手を生んでいた。
昨年12月に台湾であった世界選手権で、日本を13回の歴史の中で初めて敗った米国チームの
主将クリストファー・ヤング(29)の剣道との出会いがこのマンガ本というからすごい。
7歳の夏に母親の故郷の日本に来た時に漫画「六三四の剣」と出合い一目ぼれ。
このマンガを全巻そろえロスで道場に通って腕を磨いたということ。
もちろん当時は日本語の読み書きは苦手だったが、絵を見るだけで引き込まれたらしい。
マンガの力は世界をも変えるパワーを持っているとも言えるのでは。
余談だが、仲南=剣道と言われた時代があった。
元をたどれば、仲南北中学校が剣道が盛んで輝かしい成績を残していた。
「おやぢ」仲南東中学校入学で、2年生の時に統一校舎建設前に名前だけ合併した
仲南中学校東教場を卒業した。
高校の体育の授業で「剣道」の時は、仲南出身というだけで周りの見る目が違い
ほんの少しかじった剣道で、みんなの注目の眼差し中で試合をしたのは
今思い出しても恥ずかしい限りである。
「おやぢ」はマンガ好きである
「おやぢ」はマンガを読むのが遅い
「おやぢ」はマンガを読んでよく泣く
そして、良いマンガは教科書よりも勉強になる

