「熱中飴」 | KAZおやぢの背中

「熱中飴」



今年の暑い夏にブレイクした商品のひとつだ。
名前だけ聞くと、舐めると何かに熱中してしまうのか、熱中している人を冷ます効果がある飴か……。
そのどちらもちがう。熱中症に効く飴ということだ。


実は「福良見フェスティバル」の準備をしていた時に、

地区内の唯一のスーパー「イマガワ」の若旦那が持ってきてくれた。


飴のパッケージには、「一に水分補給 二に熱中飴」の文字が。
食べてみると、味はレモン味ベースだが、普通のレモン飴より濃い感じ。
よく味わうと、塩の味がしっかりと感じられる。
塩辛い、とまではいかないが、濃い目の塩味ベースでレモン風味。
スポーツドリンクのようでもあり、なかなか好きな味だ。


原材料は「砂糖・水飴・塩・クエン酸・香料」とある。


「癖になるそうですよ」と若旦那。


その言葉通り、後日ふた袋を買いに走ったおやぢであった。


発売元の井関食品株式会社 によると、
熱中飴を開発することになったのは、ある建築会社さんから依頼されたのがきっかけ。
工事現場では特に熱中症対策が叫ばれていて、1日に数リットルの水と塩を持たせて
塩を舐めながら水を飲むということを徹底させているとのこと。
気分転換も含めて楽しく塩分を補給できる補助アイテムを希望されていた。
そこで、もともと発売していた「石垣島 塩の飴」を土台に塩分量を増やして

建築会社でモニター調査をしたところ、最終的に10倍程度の塩の量が必要だとわかった。
塩辛くて食べられないという心配もあったが、クエン酸とレモンの香りで食べやすく工夫し、

「熱中飴」が完成した。した。


これだけ塩を飴に入れるのは勇気が要ったが、共同開発で試行錯誤を重ねた結果、
おいしく塩分が取れるこの飴が誕生したという。



この飴、今日の日テレの「バンキシャ」で取り上げられていたので

ずいぶんと評判だったらしい。


ちなみに現在でも注文後3週間待ちの状態らしい。


ブレイクを先読みして発注していたという若旦那に敬意を表す。


もしかすると「イマガワ」にはまだ在庫があるかも!