夏目雅子さん | KAZおやぢの背中

夏目雅子さん

 日テレの24時間テレビの中で「夏目雅子」さんを振り返るコーナーがあった。


 本当に素敵な女性だった。


 彼女の姿を目にすると、自然と「」という字が思い出される。


 「凛々しい=きりりとひきしまって勇ましい」とあるが


 彼女の目がその字を思い出させる。

 

 人をひきつける力と、人を思いやるやさしさを持ち合わせた瞳だと思う。





 1957年12月17日生まれの「おやぢ」と同学年。


 生あれば間もなく五十路、もっと素敵な女優になっていらしたことだろう。




 

 彼女の代表作といえば


   西遊記(1978年 - 1979年、日本テレビ)
   鬼龍院花子の生涯(1982年、東映)

   魚影の群れ(1983年、松竹)
   瀬戸内少年野球団(1984年、ヘラルド・エース)


 等があるが、中でも「おやぢ」が一番好きなのは


  時代屋の女房(1983年、松竹)


 ある日骨董屋を営む中年男(渡瀬恒彦)の所に転がり込んでくる娘(夏目雅子)の物語で


 彼女の自由奔放さと謎めいた経歴の神秘性にドキドキし通しで観てしまう。


 この時の「夏目雅子」さんが一番艶やかで魅力的だ。


 さらに、瀬戸内少年野球団の先生役のあの瞳も忘れることができないが。





 

 彼女は1985年に急性骨髄性白血病と診断された。
 自らの闘病生活の中で治療薬の副作用による脱毛に悩み、精神的苦痛を味わったが
 母親の前では「髪の毛ぐらい、いいわ。私、三蔵法師の時とっても素敵だったのよ」と言ったそうだ。
 脱毛を恐れて積極的な治療を行わない癌患者の闘病生活・社会復帰を支援したいという彼女の遺志を継ぎ、
 「かつら」を貸与する夏目雅子ひまわり基金 を1993年12月に設立し今も運営されている。



 自分の近くでも同じように闘病生活を送る方が居るが、


 自分にも何か出来ることがあればといつも心に留めている。




 「夏目雅子」さんといえば、作家の伊集院静さんと結婚されていたが、


 現在伊集院さんは女優の篠ひろ子さんと再婚されている。


 女性の好みがいっしょやなぁと密かに思った「おやぢ」であった。