試合開始。

城下町を巡り、温泉に浸る。

情緒たっぷり熊本秋の旅。

1896年(明治29年)、のちに文豪として日本の文化史に名を残す一人の男が熊本市にやってきた。

「ああ、熊本は森の都だなあ」

旧制第五高等学校(現在の熊本大学)の英語教師として赴任した夏目金之助(夏目漱石)のつぶやきである。

駅から人力車に乗って移動する途中、豊かな緑が続く景色は初めての地を訪れた漱石に潤いを与えたにちがいない。

そして今も旅人は、漱石と同じような印象を受けるはず。

福岡市、北九州市に次ぐ九州で3番目に人口の多い都市であるにもかかわらず、のんびりとしたほっと落ち着く空気に包まれる熊本市。

街には路面電車が走り、ふと見上げれば木々が茂る小高い森の中に、堂々とした姿で市内を見守る日本三名城の一つ「熊本城」がそびえ立つ。

熊本細川家54万石の城下町として栄えた風潮も今に残し、街全体に歴史と自然があふれている。

もちろん食欲の秋にぴったりのグルメもいっぱいだ。

熊本市内で城下町散策を満喫した後は、足をのばして日本を代表する名湯を楽しみに出かけよう。

世界最大級のカルデラと雄大な外輪山に囲まれた、熊本のシンボル的存在である阿蘇は現在も火山活動が続き、至る所にこんこんと温泉が湧き出る。

温泉地も数多く、なかでも全国的に人気の高いのが「黒川温泉」だ。

渓谷の両側には閑静な和風旅館が並び、浴衣に下駄履きの温泉客がそぞろ歩く。

深まりゆく秋を感じつつ、自然に抱かれた露天風呂でゆったり。

心までほぐされる至福のときを満喫しよう。

あ~あ、いいな~。

21分38秒 高角度パワーボム ●