タイ語の原題ではเส้นลองจิจูดที่ 180 องศาลากผ่านเรา、まだ邦題ついてないけど(vpnなしには観る術なし)無理矢理みそ訳すると『経度180度線が僕らを越えていく』
これね、これね....
これはイイ
台湾『我先愛上他的(先に愛した人)』
↓レビューこちら💁♀️
あとは歳上でインテリな学者に惹かれてしまう若者....といえば。
とか。
『Call me by your name』ですよね。
この感じ。
この感じ。
この感じですよ!!
もう世界共通で間違いない!
mydramalistによると、監督のPunnasak Sukeeさんはなんとこのドラマが初作品ながら、実は30年も舞台演劇作品を制作してきた本物!
チュラ大で演劇芸術を学んだあと、アメリカに渡ってペンシルバニアのピッツバーグ大学で演劇制作、演出・脚本を学び、在米中に発表したタイの伝統演劇と西洋の即興技法を融合させた作品『マダナバダ the romance of the rose』は、アメリカ国内で高い評価を得たそうです。彼の短編劇「沈黙」は、なんと今全国的な劇作の教科書として使用されているそうで。
(⚠️ネタバレなあらすじ⚠️)
バンコクのマンションの屋上。小さなガラスの地球儀を眺める青年。
"父と過ごした時間は短かったけど、鮮やかに覚えているいくつかの事がある"
"この地球儀で遊びながら、緯度と経度のことを教えてくれた。Wangは父がつけてくれた名前だ。父はいつも北極から南極まで旅をしたいんだって言っていた。僕は一緒に連れて行ってって頼んだが、結局のところ、父はもっとはるか遠いところに行ってしまったんだ...."
Wangの父は、母と離婚後すぐに交通事故で亡くなり、ディレクターとしてキャリアを積む明るい母・Sasiwimol(Mol)と2人きりの親子だった。
全寮制の高校から、バンコクの大学に入学したWangは、週末には母のマンションを訪れ、まるで気の置けない友人のように親しい親子関係を築いていた。
大学は絶対に出なきゃというMolと、自由に旅をしたいWangはいつもその話が出ると揉めていた。
キャリアも恋愛も順調にみえるMolだったが、息子の事になるとどうしても過干渉気味なのだった。息子、恋人、友人....いくつもの役割を担うWang....
ある時、仕事場所まで一緒に行く事になり、車を走らせるMolとWangは道を間違えて森に迷い込み、挙句タイヤがハマって動けなくなってしまう。
助けを呼びに周囲を彷徨うと、突然豪邸が。
(ここが非常に映画的。非日常への入り口)
偶然にもそこの持ち主は元大学教授で、有名な建築家で、Molと亡き父・Siamのかつての友人、Inだった。
何度もこっそり眺めた父の写真に写っていたInに実際に出会い衝撃を受けるWang。
Inも、Wangの事を驚いたように、ジッと見つめます。
思わぬ旧友との出会いに盛り上がるInとMol。どうしても、視線が吸い寄せられる、WangとIn...
Inの誘いに甘えて2人は一晩この豪邸に泊まる事に。
その夜。庭にでて静かに話をする2人。
父からもらった地球儀のキーホルダーを持ち歩くWang。
I「...地理が好きなのか」
W「いや、ただいつか旅に出たいんだ」
I「.....北極から南極まで?」
W「....!」
父の思い出の言葉をのせる、 InにびっくりするWang。
W「...知らない世界を知るんだ」
I「そうすれば、君はまるで世界を手に入れたかのように、感じるでしょう。」
W「ふっ、急に丁寧なんだね」
I「ごめん、悪いくせがでた。学生みたいに思えてしまって」
W「またかよ....」
I「昔の癖なんだよ、自分をおじさんってなかなか言えなくてさ。なんだか歳をとった感じがするだろう?」
W「タイ語の発音が色々難しくしてるよね、丁寧でいいんだけど」
I「正直全部"君"と"僕"、だけで充分な気がする。丁寧だし対等な感じがするし」
W「Songkam(お手伝いさん)には敬語なの?」
I「いや」
W「じゃあ対等な関係じゃないね」
I「なるほど、いい点をついてる」
笑い合う2人....。
W「言語と心は繋がってる」
I「どういう事?」
W「僕らの例でいけばおじさんと甥っ子みたいな関係だけど、そんな感じしないだろ?」
I「どういう意味?」
W「ずっと会ってなかった甥っ子が、迷子になって僕のところに迷い込んできた。そんな偶然信じられないだろ」
I「今は...信じる?」
運命を...?
見つめ合う、2人。