Interview with Vampireの色褪せない魅力と原作・夜明けのヴァンパイア | みそのブログ

みそのブログ

萌えどころを共有するブログ。諸事情により8割方痛いブログとなっていますが後進のために残してます。限定取扱注意でお願いします。たまに突然創作。植物昆虫の生き様を愛してます。トプ画はSOURIのお隣にある、みそはっぴぃの奇跡の一枚。

実は実写化の後に原作よんでハマった最初のBL的作品って、やっぱりこの作品かもと最近急に思い出してきたのでまとめてみる。

なんと26年前の作品。わ、そりゃ歳とるわな....
不朽の耽美作品のひとつですね。

【Interview with  Vampire(1994)】

勇気があるなら、聞かせてあげよう。僕たちの愛のすべてを....

なんて魅惑的なサブタイトルなんでしょう....。

作者はアメリカのファンタジー作家、アン・ライス。本作の脚本も手がけ、原作は夜明けのヴァンパイアとして和訳が1979年に出版されています。
【あらすじ(原作映像共通)】
18世紀末のアメリカ・ニューオーリンズ。フランス系移民で農園主のルイは、漆黒の黒髪にエメラルドグリーンの瞳をもつ美しい25歳の青年。
大切な人をなくし絶望の底で自暴自棄になっていたルイの前に現れたのは、レスタトと名乗る金髪碧眼の美しきヴァンパイア。人の生き血を糧に永遠の時を生きていました。彼は人間的で繊細な魂をもつルイに激しく魅了され、永遠を共に生きる伴侶に彼を選びます。首筋に牙を立てられ恍惚の中で死を選ぶことのできなかったルイは、ヴァンパイアとしてレスタトと共に永遠の時を生きます。
しかしルイはレスタトには愛憎入り混じった複雑な感情を抱いており、レスタトのように残酷に享楽的に人間の生き血を吸うことにずっと抵抗があります。
一方でレスタトはルイに対して非常に恋着しており、一時期自分から心が離れたルイを引き止めるために幼い少女クラウディアをヴァンパイアにしてしまうんです。そしてルイに彼女の面倒をみさせるんですね。レスタトにとって大切なのはルイだけなんです。

そう、映画でも娘クラウディアに振り回されるパパ2人が萌えどころ....(イイカタ)

とにかくキャストも美しいし、映像が音楽含めて隅々まで、耽美!トムクルーズブラッドピット、アントニオバンデラスですよ。若い方はピンとこないかな。

当時私は女子高生で、新宿まで観に行きました。パンフレットもポスターも買ったなぁ。
トムクルーズは1962年産まれだから当時28歳か。
ブラッドピットは1963年産まれなのでほぼ同い年です。

明るく健康的なイメージのトムクルーズがレスタトだなんてミスキャストだ!って原作者や原作ファンが大反対したんだけど(どこかできいたよーな話)トムは短期間で大幅な減量に成功して(どこかできいたよーな話×2)魔性の魅力で人々を惑わすヴァンパイア・レスタトを見事に演じきったんですよね。

役者魂!トムクルーズ、やっぱり凄すぎる!

って、誰もが思いましたよね。
彼は演技の幅が半端ない。もう本当に、レスタトでしかなかった。
トムクルーズって結局とことん整った顔立ちしてるんですよね。この作品でそれを実感した人は多かったんじゃないかな。

ただ、映画ではあまり二人の関係性にそこまでフォーカスしていません。また、吸血シーンも色っぽさより、ホラー味を感じるかも。で、原作でレスタトが喜んでクラウディアをヴァンパイアにしたのは、ただただルイをひきとめるためだってわかって激萌ゲローしましたよね。

歪みきった、ルイへの愛。

映画自体は、むしろクラウディアの葛藤やヴァンパイアの世界観に焦点をあてたストーリーになっています。
個人的には、ブラピも良いんですが圧倒的な美しさのレスタトに比べると、もう少し儚さが欲しかったなぁ....。ただ、ブラピの瞳って本当に宝石のようで吸い込まれそうな魅了がありますよね。

青みがかったグレー....
(1989年Cutting class出演当時26歳)

キルスティンダンスト演じるクラウディアがあまりにもハマり役で、本当に素晴らしかった。

心はどんどん成長していくのに身体はいつまでも幼い少女のまま....そんな魔性のクラウディアを愛するルイ。そしてそんなルイを愛するレスタト。
死ぬ前にまた観たい作品のひとつです。

隅々まで耽美的な作品。

で、そのあとはアン・ライスのヴァンパイアクロニクルの世界に耽溺する流れで✍️

レスタトはなにせ何百年も生きているので、様々なドラマがあるんですよ〜。

ああ、ひたすらに懐かしい。