これはこの前友達から聞いた話。調べたら、深イイ話でもしてたそうです

『我輩は猫である』、千円札と言えば、夏目漱石ですが
彼が英語の教師をしていた時、授業で

漱石:誰か『I love you.』を訳してみなさい 。
生徒:はい、『私はあなたを愛しています。』です。
漱石:日本男子たるものそんなことを言うものではない。『あなたといると月が綺麗に見えます。』とでも訳しておきなさい。

と言ったそうです

漱石、オシャレですね~☆


夏目漱石といえば、作家として有名ですが、彼の生きた明治維新の時代を語る上で、彼の思想もまた欠かせないものです。

明治維新で、様々なものが西洋から流入し、日本は急速に近代化しました。でもそれは外圧を受けての、他人本位(=自己を見失った他者への迎合)なものだったんですね。それではだめだ、もっと主体的な生き方を探さないといけない。そう漱石は考えて、『自己本位』という考え方に至りました。それはエゴイズムではなくて、自己の主体性にもとづきつつも他者をちゃんと尊敬するということなんですね。

そんな漱石の考え方が、上で紹介した漱石のエピソードにもあらわれている気がしました。