
☆…1,135
私の理想の仕事は「介護福祉士」です。
介護福祉士になるには資格が必要です。
そして、資格を取る為には実務経験が必要です。
求人情報誌などを見ると募集は若干ありますが、応募する為の年齢制限でアウトです。
どうして意欲のある人間を年齢制限や実務経験で弾くのだろう…
ましてやこれからは高齢化時代。
介護福祉士が何人いたって足りるわけがない。
私は人と接する仕事が好き。
人のお世話をするのが好き。
話をしたり聞いたりするのが好き。
感謝されるのが好き。
だって必要とされているって思えるから。
亡くなった母は看護婦でした。
私が子供の頃は日勤・準夜勤・夜勤と大変であまり遊んだ記憶がありません。
でも、顔を合わせたら絶対に笑ってくれました。
今、思うとその笑顔で患者さんを励まし、癒していたのかもしれません。
まさに天職でした。
私が中学、高校と大きくなってくると母は進路を気にしてくれました。
でも、私は自分が鍵っ子状態だったから定時で帰ってこれる事務のような仕事をしたいと漠然と思っていました。
そんな時の母の眼は悲しそうで寂しそうでした。
子供の思いを十分に感じ取っていたんでしょうね。
私か妹に「お母さんみたいになりたい」って言って欲しかったでしょうね。
今だったら素直に言えるのに…
ごめんね。
でも看護婦という仕事は素晴らしいとずっと思っていました。
だから今、介護福祉士になりたいんです。
母が亡くなった原因は癌だったのですが病院の先生が母のカルテを置きっぱなしにして席を離れてしまいました。
カルテが読めるばっかりに母は自分の目で癌だという事を知ったのです。
きっと辛かったと思います。
家族も辛かったです。
先生を恨みました。
でも母は頑張った。
最後まで頑張った。
諦める事をしなかった。
そんな母を尊敬してます。
私の自慢の母です。
そんな母の仕事に少しでも近い仕事がしたい。
だから、まだ完全に諦めたわけじゃありません。
だって私は、お母さん、あなたの娘ですから。
随分と遠回りをしたけれど、遅過ぎる事は無いよね?
今からでも実務経験を積む為に働きたいと思います