最近の飲み会で、若者が何言ってるかわからない…?
「乾杯クラフト?YABE乾杯?ちょっと何言ってるのかわからない…」
そんなふうに感じたことがある方、いらっしゃいませんか?
最近の若者、特にZ世代(1990年代後半〜2010年生まれ)を中心に、飲み会の場で使われる言葉やフレーズが、どんどんユニークに進化しています。SNSや動画プラットフォームの影響で、新しい文化が生まれ、言葉も変わってきているのです。
この記事では、今どきのZ世代が飲み会で使っている最新ワードを10個厳選してご紹介。意味や使い方、背景も含めて、わかりやすく解説していきます。Z世代との飲み会で「浮かない」「痛くならない」ためにも、ぜひチェックしてみてください!
Z世代って? 飲み会文化の変化とは
Z世代とは、1990年代後半から2010年頃に生まれた世代を指します。デジタルネイティブとして育ち、幼い頃からスマートフォンやSNSに慣れ親しんできた彼らは、価値観も行動も従来の世代とは大きく異なります。
飲み会文化もそのひとつ。昭和〜平成初期の「一気コール」や「上下関係が強い飲み会」は徐々に姿を消しつつあり、代わりに「映え重視」「自由参加」「自分らしさ尊重」のスタイルが主流になってきています。
この変化の背景には、YouTubeやTikTokなどの動画メディアの存在が大きく関わっています。SNS上でシェアされる飲み会動画や写真には、“映える演出”や“ノリの良いフレーズ”が求められ、それが新しい飲み会言葉の誕生に繋がっているのです。
最新Z世代 飲み会ワード10選
1. 乾杯クラフト
意味:乾杯の瞬間をオシャレに演出するための演出やアイデア。
使い方:「今日の乾杯クラフトどうする?」「ラメ入りドリンクで行こ!」
背景:TikTokで流行した「おしゃれ乾杯動画」から派生した言葉。乾杯そのものを作品(クラフト)として楽しむZ世代ならではの感覚。
2. 飲みテロ
意味:他人が楽しそうに飲んでいる動画や写真を見て、自分も飲みたくなる現象。
使い方:「この時間に飲みテロは反則でしょ〜!」
背景:いわゆる“飯テロ”の飲み会バージョン。特に夜中にSNSで見ると、飲みたくなってしまう。
3. 神テーブル
意味:見た目が良い料理、美形メンバー、盛り上がる空気…全部が揃った最高の席。
使い方:「あのテーブル、神テーブルすぎん?」
背景:インスタでの“テーブル投稿”が進化した言葉。お店選びや座席配置にもこだわるZ世代らしい発想。
4. ごっつあん乾杯
意味:奢ってもらうときに使う感謝&ノリのフレーズ。
使い方:「え、今日はいいの!?じゃあごっつあん乾杯〜!!」
背景:「ごっつあんです(相撲用語)」+「乾杯」のミックス。軽やかに奢られ上手を演出。
5. ガチノミ界隈
意味:本気で飲むことに情熱を注ぐ人たちのグループ。
使い方:「今夜はガチノミ界隈と合流予定w」
背景:趣味グループ的な文脈から生まれた言葉。おしゃれな飲みとは真逆の泥酔文化も一定数の人気。
6. ぬるい会
意味:お酒よりもおしゃべりや雰囲気重視の、ゆる〜い飲み会。
使い方:「今日はぬるい会だから、1杯でいいや〜」
背景:Z世代は“強制されない飲み”を重視。「ぬるい=悪」ではなく、リラックスの意。
7. シメコーラ
意味:飲み会の最後にシメで頼むコーラ。
使い方:「シメコーラ行っとく?」
背景:「シメラーメン」からの派生。甘い炭酸でさっぱり締めるのがトレンド。
8. スイカ割り方式
意味:目隠しして、次の乾杯者を指名する遊び。
使い方:「次の乾杯、スイカ割り方式で決めようぜ」
背景:ゲーム感覚を取り入れた乾杯スタイル。全員参加型で場が和む。
9. オワカイ(終わり会)
意味:飲み会終了時に全体で締める会話や一言。
使い方:「じゃ、オワカイしよっか〜!」
背景:解散時の余韻やマナーを大事にするZ世代らしさが出た言葉。
10. YABE乾杯
意味:「やばいくらい楽しい!」というテンションを込めた乾杯フレーズ。
使い方:「今夜、YABE乾杯いっちゃお〜!!」
背景:テンション高めな乾杯スタイルの代名詞。映え動画にもぴったり。
どこで言葉が生まれてる? 大人が知って得する豆知識
これらの言葉の多くは、X(旧Twitter)、TikTok、Instagramのストーリーズやリール動画などから自然発生的に広がっています。特に「飲み会あるある」系のネタ投稿や、人気インフルエンサーの動画が発端になるケースが多いです。
そしてこういった言葉、Z世代との距離を縮めるヒントにもなります。「それ知ってる!」と反応できれば、会話のきっかけになり、親近感もアップ。ただし、文脈を外して無理に使うと逆効果なので要注意です。
なお、「一気飲み」の強要や「無礼講」など、時代に合わない言葉や行動は今やNGワード扱い。空気を読まずに使うと「痛い人」になってしまうこともあるので、気をつけましょう。
まとめ:Z世代ワードを知って、飲み会をもっと楽しく!
Z世代の飲み会ワードを通じて見えてくるのは、「自由」「自分らしさ」「映え」を大切にする価値観です。上下関係に縛られない、誰もが楽しめるスタイルが主流になっている今、大人世代もその変化に目を向けてみると、新しい発見があるかもしれません。
「知らない」ではなく、「知って、楽しむ」。それが、今どきのスマートなコミュニケーションです。
次回は、「Z世代の職場コミュニケーション術」についても紹介予定です。お楽しみに!