ちょいちょい触れているが、体調が優れない
薬に頼る日々になってしまったけれど、少しでも症状を軽くしたい。
 
昨晩は寝つけず辛かった。明け方やはり薬に頼る。
 
折角の休日、また丸太と格闘するのは遠慮したいと、居間でのんびり。それでも、近所の方の所へ歩いて行くついでに1時間限定での里山探訪へと
 
 
用水路沿いの道を上がっていくと

大きく反り返る栗の木。

栗は陽光が必要な陽樹なだけに、左側の木々の圧に耐えられず、右側へと枝を曲げている。

 

その手前には

きちんと整理された木々の枝。

このお宅も確か薪風呂。やはり木々は日常的に「使う」という行為がないと、だれも管理しない。

 

用事があった方の家は不在。

やむなく里山へと登っていく。

この山間の棚田は用水路を水源とせず、この谷あいに出る水を水源としている。

 

水量は限られているだろうが、多くの人が関与しないと維持できない用水路と比べてある意味「安心」。

減り続ける人口で、用水路の維持もままならなくなってきている。

こうした場所でしか水稲ができなくなるかもしれない。

 

その上に行くと

水路跡周囲に沢山の

 

棕櫚(しゅろ)の幼木。棕櫚は陰樹なので、この明るい場所にあるのは変だが、元々ここは柿畑。

放置されて長く、ひょろひょろと樹形が替わり春から秋は暗くなる場所ゆえに、発芽できたのかと。

 

何かで棕櫚の苗が必要になったら、所有者にお願いして掘り取らせてもらおうか

 

本当は昔の道を上って行こうかとおもったが、落ち葉が厚く堆積してて、このトレッキングシューズじゃ滑るので断念。

よって市道を道なりに登っていく。

 

ここは元々は広葉樹の森だったものを、全て伐ってヒノキを植えた場所。手入れ不足と言う事はないが、やはり単一の樹種ゆえに林内は暗めで他の樹種や下層植生に乏しい。

 

近くの人工林は多くがこの状態もしくは、もっと悪い状態。

思い切った間伐をして、元あった広葉樹が合間に生える「針広混交林」にできればいいと思うのだけれど、じゃあ誰が?プロに頼むにもそんな補助金は??

 

・・・・

自分が何らかの事業主体というか団体になって、補助金や助成金を導入して取り組む??

 

色々考えるのだけれど、自然を相手にした場合の補助金って無理があるので、できれば避けたい。

 

少し開けた元畑と元果樹(梅)園に出る。

放置されて長く、元の姿を想像できない。

 

この右手は

 

龍江 城山城の跡なんだが、下部から侵入してきたモウソウチクに覆われつつある。

せめて城郭の部分だけでも皆伐できたらと。

 

ここから自分が所有する山林へと入っていく。

先日の重い雪のせいか、細い竹や枯れた竹で入りにくくなっていた。その竹薮の中に目立つ巨木あり

 

随分と苦労した跡が樹皮に出ている大きなホオノキ。

そこから下っていき、左側の底地に

 

所有する山林がある。山林と言っているが、まだ「田」の登記の土地。

 

周囲の竹薮からマダケが侵入してくるので、定期的に伐っていたが、ここ2年程はまったく取り組めていない。

それ以外は生えるがまま。

 
元が水田出会った事を示す「田車」が転がっている。
 
生えている木々のうち、スギやヒノキはこの山中での耕作を止める際に父が植えたもの。ただし材となるような生長をしたものは一切なく、生えているだけ。
 
尾根と尾根の合間の谷が所有する山林。
西尾根の境界杭を確認し、降りていく
 
すると、
以前自宅で作ってここまで背負子で背負い上げた木杭が残っていた。ゆっくりと土に還りつつあるのが解る。
 
川まで降りて渡りつつ、振り返ってみる。
戦後までこの場所まで来て耕作していたなんて、今はまったく想像だに出来ない光景になっている。
 
少し心配事
昨日一昨日と格闘していた木々はナラ枯れにて枯れたもの。
降りてきた川から反対側の山を見上げれば、去年まさにナラ枯れに遭ったと思われるコナラ数本。
 
このままこの辺りの太目のコナラやクヌギはやられちゃうのかなと
 
多くの人が日々使っていた歩く道はまだ形をとどめている
 
大きく崩れた山腹も、周囲からの種から芽生えた木々で覆われつつあった。
 
また、歩けば沢山の枯れ枝
広葉樹は生長にともなって、こうした枯れ枝や枯れ木が発生する。
日常の煮炊きになら、これらを拾っていけば充分賄える。
無理に危険な伐採とか必要ないのだ
 
そのうちの1本を頂戴して帰る。立ちがれた栗の木で、こうなった芯の部分はとても軽くて腐りにくい。
定尺に切って杭に活用させてもらう。
 
開けた場所から遠く上伊那まで望める。
 
 
お隣の果樹園に降りてくると、剪定枝が見事にまとめ&分別されてた。こういうのを「みやましい」という
 
お土産の立ち枯れ栗を置いておく
 
こうして車載出来るサイズにして、保管しておく。