昨日20日は毎月一度、中川村の古民家七代さんの所有されている山林で活動する「ヤマザルの会」の活動日

でしたが、朝からあいにくの雨。

 

それでもと集まれる有志にて、今後に向けた作戦会議。新年会準備組と、現地調査組に分かれて外へ。すると雨はみぞれから雪へと変化。
 

 

古道に面した山林にはマダケが侵入し、元あった広葉樹を被圧しています。

 

このため、この「古道エリア」ではこのマダケを皆伐し様々な木々が実生から芽生えて生長する「広葉樹林化」を行います。

 

竹に覆われていない古道沿いには

竹が繁茂する前の植生の名残

 

樹皮がコルク質で厚い

アベマキや

 

斑入りのアラカシなどが竹の脇や下でひっそりと。

 

現観察しながら、除くべきマダケの太さや本数、隣接する車道への作業時の影響や、どのように林内に仮置きするかなど検討。


また、雪の中でもこの場所に息づく生き物達の痕跡も発見。

ヤママユガの繭でしょうか。雪の中、枯葉の合間の黄色の繭が美しく

 

また、

あれですね。(お食事中の方スミマセヌ)

 

そして枯れたアラカシの古木に

生えたサルノコシカケ?

 

この場所の竹であるマダケも軽くて扱いやすい植物ですが、放置するとマダケばかりの植生になってしまいます。

 

このエリアではそんな竹にはスマンけれど退場いただき、陽光が地表に降り注ぐ環境を人為的に創る事で、地表に眠っている種からの発芽と生長を促し、竹が繁茂する前の植生に戻して行けたらと考えています。