今日は仕事始めですが、地元常会の大切な正月行事の準備である「おんべ」づくりのため年休を取得。(年末年始の休暇取得が推奨されていましたので、それにも乗っかったのですが)

 

まず今年のおんべについてですが、年末の常会の集まりにて第一常会ではどうするか諮(はか)りました。

常会長と私は「感染予防対策の上で実施はする。だが縮小やむなし」の意見を持って相談したところ

「屋外の伝統行事であり、密になる事はない。また縮小しようとしても作りだせば同じ大きさになる」との意見から、感染予防対策としてマスク着用の上で例年通りの大きさのおんべを作成する事に。

 

何だか思った以上に皆さんの「続ける」という想いが強くて嬉しく。

 

既に父が中心に据える心棒と竹を用意してくれてあり

集める竹を採取しに歩いていきます。

 

隣接する保寿寺の敷地内の枯れた竹などを

 

集めていきます。

 

手分けして

それぞれ

 

軽トラックに載せると共に、昨年末に製作した門松づくりの際に出て集積しておいた枝も運びます。

 

また、餅焼用の青竹も追加して必要となった事から、形状の良くない(斜めに生えていた)モウソウチクを1本伐採して肩に担いで搬出。

 

同時に集会所にて用意された、先端に取り付ける幣束や、飾り付けのための風船などを持ち出し。

 

寝かせた竹の先端に幣束、その下に日章旗が取り付けられ、次々と飾り付けが行われます。

 

今年は例年付けていた自分の書初めは無し。代わりにとても達筆な書初め「新たな目標」が掲げられました。皆で大絶賛の習字は燃やしてはモッタイナイとすら。

 

飾り付けが終ると、

 

心棒に起こして固定。前後左右のバランスは3方から張った縄で調整。傾きあらば張りの強さで調整します。

 

位置決めができたら周囲に持ってきた竹や葉を藁縄で巻いて固定。

 

周囲のバランスを見ながら重ねては巻く事数回で完成です。

 

注連縄やおやす、門松、だるまなどは飾り付けず、当日の朝までにおんべの周りに置くのが第一常会のスタイル。

 

本当は幣束の下に色とりどりの色紙で飾り付けた番傘を取り付けるのですが、いかんせん番傘自体が無い。倉庫には2つストックがあるのですが燃したら最後なので使う機会が…。

 

伝統も時代に応じて変わりゆくので、何か生活の中で出る植物由来の素材で飾り付けて見栄えのするモノがあればそれに替えるのも一つなのかなと。

 

本番は週末9日の早朝6時から。

寒くてもいいので晴れる事を切に祈願。

 

なおおんべの準備終了後、第一常会の集会所にて、かるーく慰労会兼新年会。

 

密を避けるためお互いの間隔を確保しつつ、ストーブは焚くけれど窓全開(極寒)。

 

あとは手酌にて「ぐびり」。

 

昼酒は効きました(笑)

 

 

なおこの酒肴の用意は副常会長の自分。

燗付けも温度にこだわりました。

 

酒かん計大活躍。

心置きなく喋って杯を酌み交わす事が出来るようになるのを心待ちに。