下久堅の風の学舎にて行われていた「第一回 南信州森の市」へ

 

お゛っ 

入り口前にて展示されたチェンソーの数々。

手にとって 感触を確かめ しばしニタニタ

 

ふふふ

もう狙いは定めましたよ。

どれかというのを サンタにお願いしましたよ。

来月薪人カード持って、サンタがお店に行くのでよろしく頼みます(笑)

 

 

さて、目的は11時からの講演会

「暮らしに活かす身近な樹木について」

飯田市のお隣、阿智村の智里にて里山の木々を加工して販売されている、

工房「菜や(ななや)」の水上さんのお話を聴いてきました。

 

戦後の拡大造林で増えたスギやヒノキといった人工林。

当時の情勢からも仕方なかった部分はあるにせよ、あまりにその地に向いた木の育て方ではない。しかも収穫され使われるべきその木々は、上手く使われているとは言えない。

 

どちらかといえば、所有者にすら見放されつつあるのではないか?

 

それに対して、数多くの種類の木々が息づく事で、微生物から昆虫、鳥類や哺乳類なども生息できる環境であるのが広葉樹林なのだが、しかし短い期間で早く同規格(太さや長さ)の木々を得たいヒトにとっては、少なくとも100年近く待たねば木材としての利用が難しい広葉樹は「お金にならん」存在となってしまっている。

 

大きな誤りである。

 

が、先人らが広葉樹を利用してきたかといえば、やはり待ちきれず、どちらかといえば旺盛な萌芽を活かしての薪や炭としての燃料として利用した歴史がある。

 

この辺りの里山においても、広葉樹の多くは薪や炭として利用し、利用に向いた萌芽能力が高いクヌギやコナラが多くを占めている。

 

水上さんは燃料としてではなく、広葉樹(針葉樹も)の持つ色の視覚や、手触りといった感触の特徴を生かした家具や小物(カトラリー)を作られている。

 

今回お聞きした話に数多くのヒントを得る事ができた。

(内容はみっちりメモさせていただきましたが、自分のネタとしても使わせてもらいたいので、ここではナイショ)

 

また、どんな広葉樹であっても「使える」という事も。

 

薪や炭で利用する事も必要ですが、長く使うためにも身近な家具や身近な小物に!