旅行2日目
台風18号が近づく朝、呉港から高速船に乗り江田島を目指します。
停泊している艦艇に興奮。
ですが、
防衛のためとはいえ、相手を傷つける事のできる兵器を備えた艦船ですので、子どもの頃に抱いたような純粋な憧れは抱けず。
港からはバスに乗り
海上自衛隊の幹部候補生養成学校である第1術科学校へ。
敷地内の一部施設が見学できます。
内部を見られるのはこの「大講堂」と
「教育参考館」
旧海軍の資料などが展示された施設ですが、現在の海上自衛官の教育の場としての役割も。
単なる歴史資料が並べられているかと思いきや
神風特攻の資料として並べられていたのは、隊員が家族へ宛てた遺書。
中には同郷の方も。
目頭が熱くなりましたよ。
なぜ18、19歳の若さで…
そんな気持ちに捉われてしまった当時の世相や教育に怖さを感じ、絶対に繰り返してはならぬと痛感。
見学時の注意事項として教えられた
「入る際、出る際に一礼を」「脱帽で願います」「写真撮影は厳禁です」
理由がよく判りました。
兵器は人を傷つける事を目的に作られたものであって、出来る事なら保有もしない事が一番。しかし人の愚かさは歴史を学べば判るように、大いに傷つき反省をしても時間が経ち世代が替わっていくとそれを忘れ、再び傷つけあうという同じことを繰り返しています。
世の中がおかしな方向に行こうとするのを防ぎ、自衛隊が持つ力を行使することがないよう、常に「平和」に感謝し、次の世代に未来永劫、戦争の愚かさを伝えて行かなければなりません。
思わず売店で買い求めたレシピ本。
いくつ実際に調理できるかはわからんが、それぞれの自衛艦の味を自宅で再現できたら。