今日から明日まで森林インストラクター養成講習1 林業コース受講のため東京。





昨年も参加していますが…
この分野は昨年まで3年間とはいえ毎日業務で携わっていたこと。それゆえに油断した(つもりはない)のか4科目のうち合格できなかった「森林」と「林業」について再度学び直すために足を運んでいます。

今日明日の2日間は「林業」についてみっちり。今日は「森林の保全(治山・林道)」「森林の効用」「木材の利用」について。










大いに共感し目指すインストラクターの役割について大いに考えさせられたのが「森林の効用」でした。

自分が森林の良さについて語ろうとしても、聞く人が納得できるよう説明しづらい。このため森が果たしている役割について生態系、人との関わりの歴史など多岐にわたる内容に触れ、そこから現代社会と森とを繋ぐ実践論を学びました。
試験対策云々でなく、これから必要とされる森林と人とを繋ぐ人材育成のためといった感があり、充実した内容でした。いくつも書き留めた講師の言葉がありましたが、印象に残ったのをひとつ。
「森林と向き合う技術・知識の需要はある。ネットの発達と高学歴者の増加で知識は溢れ簡単に手に入るが、実際に触れる事やその利用技術については不足している。森林インストラクターはこれらの知識や技術を身につけること。それにより森林に入る事が楽しいという本能を開花させ、森林の効用を現代の人々に伝えて持続可能な利用を促していく」

今日の講習では他にも里山資本主義で語られる身近な自然からもたらされる価値や資源を積極的に活用し、これまで見捨ててきた利用技術を見直して森林の効用を活用できる未来をつくること。そのための意識改革として
「カネ・自分・今」
という価値観から
「ある資源・皆・将来」
へと切り替える。

…森林インストラクターになっても何を伝え何処を目指せばいいのか不安がありましたが、その不安を払拭させてくれる非常に意義ある講習でした。

明日も頑張るに





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