著者: あさの あつこ
タイトル: バッテリー
最近メディアによく出てくるバッテリー。
私自身、4、5年前に1巻だけ読んだだけでした。
気になったので全巻よむようになったのですが・・・
なんていうか。うん。
最初は、もう、ホント引きこむ力がすごいな、とか。
ティーンエイジャーのもやもやを上手く表現してるな、とか。
とにかく本当に面白いって純粋に思ってたわけですが。
すんません。
私だいぶ腐ってるようで。
だんだん
恋愛小説にしかみえなくなってきました(駄目)
巧は巧で豪にくびったけだし。
ずっとずっと心の中で追ってるし。
豪は豪で頭の中巧のことばっかだし。
最高・最速の一球を。
投げて、受け取りたいと、
をれだけを望んでいるのに・・・
なのに、すれ違っていく二人がなんとも切なくて。
相思相愛(いや、違うから)なのに、深い亀裂が横たわっていて。
天才の傍にいる凡才の苦悩とか。
鬱屈した静かな激情だとか。
初めて自分の脆さを知って慄然するだとか。
負けないっていう何よりも強い思いだとか。
思わず身もだえしてしまうほど好みです(蹴)。
瑞垣さんが一番すきです。
腹黒くて、実はそんなに心理的に強いわけじゃなくて。
軽薄そうで、自分中心にみえて、そのくせお人よしで。優しくて。
なんでもできるようで、実はそこまで器用なわけじゃなくて。
実は、敏感だったり。繊細だったり。
門脇の隣にいて。
楽しくて。憧れて。血反吐をはきそうになりながら。
決して離れなかった。瑞垣さんがすっごく可愛くてすきです。
今4巻までしか読んでないです。
続きはまた読みます。あ~きになる~