本日も平日の20時を過ぎてからの入湯…
大正湯さんに来ました
大正湯は同名の銭湯が三軒あるそうですが
七条七本松を西へ行くと北側にある大正湯。
七条…正しくはしちじょうと言うべきなのですが、ほとんどの京都人はひちじょう或いはひっちょうと発音する。但し市バスのアナウンスや滑舌の悪い人はななじょうと言う。
七本松…正しくはしちほんまつですが、大概の人はひちほんまつと言う。ななほんまつなどと言う人は余程の変わり者である。
江戸っ子は「ひ」を「し」と言うらしいが、京都っ子は「し」を「ひ」と言う。
因みに私はななじょう ななほんまつと発音する。滑舌が悪く余程の変わり者なのである。
兎に角、七条七本松を西に行くのである。
と、オシャレな楕円形の看板…
裏手にはゆったりとした駐車場があります。
京都の銭湯は不思議なことにお地蔵さんがあるところが多い…
神妙に手を合わせましょ。
本日のかわり風呂は美人の湯です。
週替わりで炭酸ガス風呂になるようです。
日曜日は午前8時から開けておられます。
朝風呂は気持ちええもんですね。
夜は午前1時までやってはります。23時や24時までのところが多いのですがこれは有り難い。
自動ドアの入り口を入ると下足場。
下足箱がちょっと小さくて、革靴を斜めにしてなんとか押し込みます。
「いらっしゃいませ〜」
フロントのお姉さんが明るい声で応対してくれます。羨ましいくらい滑舌がよい。
広くてゆったりしたロビーですね。
フロントに向かって左側が男湯です。
脱衣所も明るくて清潔感があります。
真っ赤な体重計が妙に存在感を主張しています。しかも目盛盤中央部が透けてます。
日曜日はあひる風呂が開催されるらしい。
もちろんホンモノではありません。
あひるの人形を湯船に浮かべるというもの。
小さなお子さんは大喜びします。
あひるの大ちゃんが行方不明⁉︎
これはエライことです!事件です‼︎‼︎
「水風呂」では風邪をひき
「ジェット風呂」では溺れてしまい
「電気風呂」では感電し
「サウナ」に入れば死んでしまう…
大ちゃんはかなりの虚弱体質のようです。
代わって登場したのがあひるの正ちゃん!
たとえエースや四番打者が不調でも若手が成長してその穴埋めする…
どこやらの球団も見習わねばなりません。
出てこい、大ちゃん!
頑張れ、正ちゃん!
浴場に足を踏み入れると、浴槽の広さに感激します。
美人の湯のかわり風呂はスッポリと体をはめ込むような座り風呂仕様。
温めのお湯に浸かるとほっこりします。
美人の湯についてフロントのお姉さんに通常のお湯とどこが違うのか尋ねましたが、ハッキリとしたことは判らずじまい。ただ、とにかくお肌がスベスベになる成分?が含まれているらしい???
滑舌がよいので曖昧でも説得力がある。
次回はぜひ炭酸ガス風呂にも入ってみたいですね。
サウナ風呂もゆったりしています。
あひるは死んでも人間には気持ちがよい?
洗い場の円形の鏡を覗けば気持ちまでまぁるくなります。
とにかくキレイで広くて円くてゆったり…
大正時代からの歴史を刻む大正湯さん
しちじょうしちほんまつの大正湯さん
美人の湯に浸かれば滑舌も良くなった?
ところで…
屋号から名付けられたものなんや…と
今更ながらに気がつきました。