・〜手術本番
※かなり詳細な内容を書きましたので、苦手な人は読み飛ばしてください。

スタッフに促され、電動シート型の手術台へ。

 

「まずは右目から始めます」
裏で専門用語くさい言葉が飛び交い、人生初手術のため緊張がピークになる。
目の部分だけが開いたシートを顔に被った後、閉じないように上下まぶたをテープでがっつり固定。
さらに眼球のキワを金具で固定し、剥き出しの状態になる。
そして、大量の麻酔目薬を投入。

 

「では始めます」

 

目の前を太陽光より眩しい光で照らされ、洗浄液で目が満たされる。
その後眼球を切開、金属片のような何かが見えるが痛みは全くない。
レンズが挿入される。

 

まぶしくて仕方なかった視界が真っ暗になる。
レンズの位置調整のため、まったく見えないが眼球の中で何かが動く。
痛みではないが、人生初体験の圧迫感のような感覚がしばらく続く。
体感だと5分くらいだが、本当に何も見えない中で作業が進むため失敗を疑う。

(本当にすみません。)

 

「よし、OK」
その後、固定具を外すと一瞬で光が戻る。ぼやけてうっすらとしか見えない。

 

「きれいに入りました。続いて左もやります」
まったく同じ工程を繰り返す。2度目なので左の方が少し長く感じる。

 

無事成功したことを伝えられ、休憩室へ。

休憩室で眼圧を下げる薬を飲んだ後30分ほど待機。
体調に問題がなければ今後の注意事項を伝えられ、そのまま帰路へ。
視界はぼやけたままだが、電車や徒歩はまったく問題なし。
ただ、街灯の眩しさや光の輪がかなり気になる。