キャンプへ向かって飛ばすオープンカーの車内で、
ラフィエットの妻、ジーニ-、シェイラの3人の女性コーラスで歌われるのがこの歌。

『Good Morning Starshine』。

その先に待つ悲劇と裏腹に、この曲は脳天気なほど、圧倒的に明るい。
もちろん「星達よ」と、呼び掛けているのは、
オープニングチューンの『アクエリアス』を受けている。

「私達が歌えば、私達を、愛する人とともに、君が導いてくれる」

Good morning starshine
The earth says hello
You twinkle above us
We twinkle below

Good morning starshine
You lead us along
My love and me as we sing
Our early morning singing song


Good mornin' starshine
There's love in your skies
reflecting the sunlight
in my lovers eyes

Good morning starshine
so happy to be
My love and me , as we sing
Our early morning singing song


希望に満ちて歌われサビはスキャットとなるこのコーラスは、
底抜けに明るいだけに一層悲しい。

敢えて歌詞を載せずにスキャットが繰り返されるのは、
ここでも人種や性別や国籍や性的志向を超えた協調の時代、
Age of Aquariusを強く主張したいがためではなかろうか。

歌う事しか残されていなかった、としても、
でも歌わずにはいられない。

そういうメッセージがここには込められている。

そして、平和が惑星を導き、愛が星たちを司る「水瓶座の時代」は、
さて、訪れるのだろうか。