今日は、十五日。終戦記念日。


あれから(未生)、79年…


と言っても、当時10歳だった人は、今89歳!

ということは、殆どの人は、もう他界されておられる。


二十歳なら99歳である。


その年に産まれた人でも、78、9歳


戦後世代と言っても、隔世の感あり。


韓国では光復節と言って、再び韓半島に光が戻った日として祝日(?)、祝いの日である。


敗戦国日本とは、全く違う意味を持っている日だ。

日本は、古来より神国であるから、不敗の国の筈だったが、唯一神のキリスト教国家群に喧嘩を売って負けた。完敗した。

 ナチスドイツ、イタリアのムッソリーニと手を組んだが、軍閥日本、これらの国粋主義国家は完全に打ちのめされた。

 未だに国連憲章では、敗戦国日本は、敵国条項の緊縛から解かれぬままになっている。戦後80年近くも経っているにも関わらず、日本は、敵国として扱われているのである。

 日本が未だに敵国?! 

国際情勢は、ここ最近で急変している。

 何が敵国か?その第二次世界大戦後と、今とでは比較にならないほどだ。

敵国の概念も変えなければならないにもかからず、日本が敵国であるとする条項に縛られている。国連もまやかし者にほかならなくなって来たのだ。

覇権国家中国やロシアが常任理事国として鎮座している限り、国連は名ばかりの空虚な機関である。

 それが、今の日米関係にも影響を与え、戦闘機の開発でも、日本独自の開発が出来ない始末。現状に即した国連であるべきだが、一体全体どうなっているのか?大国に甘い国連!力が支配する国連になっているのではないか?

正義と公平は何処にもないではないか?

国際司法裁判所の裁定を「紙屑同然」と吐き捨てる中国よい例ではないか。

国連の機能は、充分に果たされていないのが現状である。 

 話を元に戻すと、

 日本は、1964年、戦後19年、20年も経たない内に、東京オリンピックを開催するまでに復興した。新幹線も走らせた。

 日本の戦後の惨状を目の当たりにした米国の調査官は「日本が、もとに戻るには50年経っても無理かもしれない。」と報告したと言う。 しかし、日本は、敗戦の焼け跡から奇跡的な目覚ましい復興を成し遂げ、経済大国にまで登り詰めた。

その背後には、勿論、日本人の勤勉さもあると思うが、戦後の奇跡とまで言われたのには理由があった。 

 敗戦国日本が、不死鳥のように焼け跡から飛び立ったのには、天の計らいがあったのだと考える人がどれ程居るだろうか?

 この復興は日本人のためだけに成されたものだろうか?  

 その国が、その国のためだけに生きる時、衰退して行くし、その国が、その国のためだけではなく、他の国の為に奉仕し、犠牲になる時、世界がその国を放って置かないだろうし、発展し、繁栄するだろう。

逆に、その国が、自国のために他国を犠牲にし侵略し、虐げるなら、その先は無いだろう。

 ロシアや中国はどうなのか?

他国を侵略し、犠牲にし、虐げているのではないか? いくら、独自の論法で正当化しても、

ロシアの先はそう長くはないだろう。中国もまた、ウィグル人を虐待している。チベットでは宗教を弾圧、制限している。独裁政権にある。力で現状変更試みる国である。この先に何があるのか? 

 

 


戦争の記憶は、薄れて行く。しかし、新たな戦争が起きて人々を苦しめている。


未だ産まれていない人なら尚更、太平洋戦争(第二次世界大戦)は、遠いものになりつつある。


戦後間もなくの、何もない時代に生まれた者にとって、戦争の記憶は全くない。

が、物質的な豊かさに対する憧れの中に、一生懸命働く親の姿を見て育っている。敗戦の涙も乾かぬ中で必死に働く大人達は、事あるごとにドンチャン騒ぎをして、戦争の悲哀から解放されたという喜びを爆発させていたのかも知れない。


そんな大人達の姿を横目で見ながら、「酒は人を変える。何故あんなに騒げるものか?」と、半ば不思議に冷めた目で見、酒に対する警戒感を抱いたものだ。

 同じ光景を見ながら、弟達は、酒が好きで、その流れを汲んでいるようだが…。

 

人生に対する懐疑的な考えはその頃から芽生えたのかも知れない。


戦後79年…


憲法改正を、スパイ防止法を!

「核保有是か非か」の議論もタブーなのか? 

左寄りの黒い力が働いているのか「真の独立国を!」と保守系の掛け声は勇ましいのだが、その道は遠い感が、先に来てしまうのは哀しいことだ。

 

あの1970年11月25日(戦後から25年)市ヶ谷の自衛隊東部方面総監室に立て籠もり、自衛隊員に檄を飛ばした三島由紀夫氏が訴えた声は、怒号でかき消された。あれから、53年(半世紀)も経ったのか…?  




(取り留めもなく書いてしまいました。) 


暑さの中、ご自愛の程を…!