こころざし | 和太鼓奏者 谷口武芳オフィシャルブログ
太鼓を通して音楽を仕事とさせてもらっていて


心の余力というのは大切になってきます。


大きく構えれない人はまず続いていかないし、


たとえスタートしても


「これを仕事」という覚悟を


決めれないまま何となく流れにまかせて


プロという肩書きだけが先行してしまうのは危ないです。


音楽の中でも和太鼓はまた異質な仕事です。


長く太鼓をしていた人にとっては


今まで好きでやってきたものを


プロとしてお金を頂く事になるわけです。


ここで勘違いしてはいけないことは


すぐ明日にも稼げると思ったら大間違い。


お金にならないことから一歩一歩進む他ありません。



心に余力がなければ


この理想と現実のギャップに折れてしまうでしょう。


僕の周りでもそんな方達をたくさん見てきました。


じゃあ形になるまでの生活をどうしたらいいか、


一番の悩みどころでしょう。


でも始まってからその時になって考えるようでは全く駄目。


「これを仕事」と決める前から先を見通せる計画力が必要です。


夢が崩れる壁の一つは資金の問題。


好きで始まった人が一番考えたくないことですが、一番考えなくてはいけないこと。


どうすればこれをしても生活できるか


お金の使い方を考えなくてはなりません。




今1月。


新しく社会へ出る若者達が準備していることでしょう。


もし和太鼓を志す若者がいましたら、


僕は応援したいです。


挑戦して欲しいです。



でもそんな言っている僕自身は、

仕事として太鼓に関わって10年やってこれましたが

まだまだ全然小さな存在です。



若い人たちに追いつかれぬよう


気を引き締めて


ただ一生懸命


頑張ります。



そして今僕が教えている子ども達が


夢はプロの太鼓奏者


と言ってくれた時に


僕がしっかりと手助けできる環境を


作っておくのがこれからの責務です。


もう10年後


40歳までの僕の夢の一つです。




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