高校時代。
週1回の選択科目の時は、それぞれの教室に移動した。
移動先での席はいつも決まっていた。
他のクラスの見知らぬ子と時間差で共用している「机」
そこには、実にいろいろな落書きが存在した。
絵やイラストはもちろん、誰かのイニシャルが掘ってあったり
中には 「○○が好き」 というような 告白メッセージが書かれてあったり。
それは ある種の「伝言板」として、大事な役割を果たしていたように思う。
僕もその「伝言板」を利用していた一人だ。
だけど「伝言板」というよりは、今でいう「ブログ」っぽかった。
僕は、授業そっちのけで「詩」を書いた。
先生が巡回してくると、教科書で隠しながら書いた。
そうして「詩」は1時間で書き上げられ、チャイムとともに教室を後にする。
一週間後。
見知らぬ誰かからコメントが書かれている。
うれしくて、また新しい「詩」を書く。
この密かな楽しみは、僕の学校生活の一部になっていた。
この、週1回更新される「机上の散文詩」は、いつしかメロディーを纏い
やがて楽曲へと姿を変えていった。
今。
今、ブログを書くのが楽しい。
アナログからデジタルに変わったけれど、本質的には変わらない。
ひとつ違いを挙げるとしたら・・・
「巡回してくる先生」 が 「のぞき見する嫁」 に変わったことだ (笑)