ウチのアスカさん。この3年くらい毎日アイパッチ付けてます。



1日に4時間くらい片目づつ。どうもダウン症の子は全身の筋力が弱いのは当然ながら、眼球の筋力も普通の子より弱くてそのせいで寄り目になる子が多いらしい。それで目の成長が決まる7歳くらいまで毎日付けると目の筋力のトレーニングになるらしくそれが寄り目対策にもなるらしい。


らしいってのは正直3年くらい前に一度担当の先生に説明受けたっきりで正直その辺のこと曖昧でしか覚えてなく付ける理由も毎日当たり前に付ける生活してたからホント曖昧になってしまってる感じなので何かちょっと他人事くらいでしか覚えてないのですw


そんなアイパッチ。写真のような女子向けキャラものが1種類あるのですが、可愛いしそれを毎日付けてたわけです。しかしこれがまた30枚入りで約2000円。それを3年間で大体72000円…。しかもこれ補助金付かないのですよ。いやー、ちょっとね。考えちゃいますよね。

そこでたまーに真っ白な安いアイパッチに絵を描いてあげると喜んでくれたりするから調子に乗って描いてみたりするわけです。


確かこれ初めて描いたやつ。まだ前歯2本生えてなかったんですねー。去年の6月くらいかな?


そんな喜んでくれるアイパッチアートも長続きするわけもなく、やっぱり楽なキャラものアイパッチに戻ってしまうわけです。やっぱ忙しい朝は「楽」が一番助かるんです。楽にできるものが一番なのです。


そんな中、キャラものアイパッチを切らしてしまい「ヤバい!どうしよう!」と焦ってたのが鳥山明先生が亡くなったと発表された翌日。
追悼の意味も込めてがっちゃん描いてやろうかな…と描いたアイパッチが保育園の先生達に大好評。皆さん年代なんですよね。

アスカさんも『かーいぃ(かわいい)』と言ってくれて「よし、卒園するまで毎日何か描いてあげよう」と何か変なスイッチ入っちゃいまして…。

翌日…



翌々日…


その翌日…



そして最終日…。


これに関しては「アスカさん!本当にこれでいいの!?今日で保育園の先生達もお友達ともお別れなんだよ!!??本当に湯婆婆で良いの!!?」と何度も確認したのですが…


本人至って超お気に入り。


仕方ないのでこのまま最後の保育園へと送り出しました。最後とあって保育園も慌ただしく先生達の反応が分からなかったのですが、毎日アスカさんが選んだキャラで最後の保育園を過ごせたのは良かったのかなと強引に納得させようとする自分がいます。


ちなみに絵はどうやって描いてるのかとインスタで質問があったので説明しますと、このようにメモ用紙に何枚も一発で描けるようになるまで練習して本番にはマジックで描いています。



右下のやつはアイパッチに収めるには少し難があったのでボツになりましたが、保育園が終わり早速学校の学童が始まってからもリクエストがある限り描き続けています。



ちなみに良かれと思って描いてたコチラ…




速攻却下を喰らってしまいました。


いや好きなんですよ?プーさんはいつもぬいぐるみ持ち歩いてるしジョージはアマプラかなんかでいつも見てる。しかし何度聞いても「いらなーい。いやー」って…。


しかしそんな我儘がこれから通用しない世界に足を踏み入れたんだぞ!と何とか諭して付けてもらった二日間。






でも「いいなーかわいいじゃーん!パパも欲しいなー!いいなー!」と羨ましがってみせると満更でもない表情から喜びを爆発してくれました。



とりあえず次回からはまた本人に選ばせた方が無難だな。やっぱこだわりあるんだろうなー。


面倒くせーなーwなどと思いながら今日もまた描き続けてみようと思います。