様式美 -落語に学ぶ、英語の勉強法-
すいません、4月中は忙しいことを良いことに書かずに怠慢でした。
さて、タイトルのように落語と英語の様式美に関してです。
日本の古典文化-落語
落語といったら、笑点や正月のNHK位でしか接点がないイメージですが、
上野や新宿に行くと、鈴本や末廣といった老舗の寄席小屋があります。
2~3000円くらいの金額で半日ほど入れて、
その間に、落語、漫談、マジックショー、漫才などが見れます。
寄席小屋には独特の雰囲気があります。
上野鈴本と新宿末廣の2小屋しか行ったことがないのですが、
前者は劇場のようになっており、後者の方が昭和か大正か!といった内装になっています。
客層は、意外と若い人がいるのですが、基本的には60代~がほとんど。
そのせいか、喧騒に溢れた外界と切り離された独特の雰囲気があるのです。
例えば、正月特番でよく観る“昭和のいるこいる”など、テレビで見ると全く面白くありませんが、
寄席小屋で観ると、良い味を出していて面白いのです。
最近のお笑いを見ている人にとっては、ドッ!という感じがお笑いだと考えていると思いますが、
寄席小屋での、じんわりと温かくなる笑いというのを経験するとまた違うものが見えてくると思います。
さて、話はこの落語が英語にどのように関係してくるのかということです。
が、
その前に一人の落語家を紹介します。
私がたまたま見た寄席に出ていた、橘家円蔵という落語家です。
知っている人には月の家円鏡の名の方が有名かもしれません。
75歳になる方で、父親の世代ではテレビでよく目にしていたそうです。
この円蔵が、寄席で演じた「火焔太鼓」が話の発端なのです。
「火焔太鼓」というのは落語の古典として有名な話です。
甚兵衛という男が、汚い太鼓を仕入れて殿様に売るまでの話を面白く演じたもので、
最後に奥さんからの半鐘を仕入れて売ろうという提案に対しての、
甚兵衛の「そりゃあいけねぇ、オジャんになる」という落ちで有名です。
この円蔵の「火焔太鼓」なのですが、
何を言ってるのか全く分からないのです!
老人独特のしわがれた声に加え、もごもごした語り口調なので、
何を言っているのか聞き取れなかったのです。
火焔太鼓が有名だったから何とか分かったものの、ちゃんと聞こえたのはオチくらいでした。
若い自分が聞き取れないのですから、老人なんて大変だろうと思うのですが、
スゴイ笑っているんですよ、彼ら。
絶対聞き取れてないのに、大爆笑の老人たち・・・
実は、ここに落語の様式美と英語の勉強法の鍵があるのです。
様式美とは、洗練された手順や形式に存在する美しさのことです。
落語の古典とは昔から知られた話ですから、
古典に問われる美しさとは、斬新さとか奇抜性ではなくこの様式美に求められます。
つまり、老人たちは物語を注意深く聞きとって笑っていたのではなく、
すでに知っている話に関して、その話がどのように語られているのかに楽しみを得ているのです。
そのとき、老人たちの頭の中では円蔵の身振り、手振り、声、間を認識すると同時に、
その演目の内容が思い出されているのです。
円蔵が高い声で怒るそぶりを見せたとき、
彼らの中では「あんた!そんな汚い太鼓どうしたの!」という文章が流れているということです。
ここに、英語の勉強法のカギがあるという訳です。
リスニングをしていると、落語初心者が円蔵の落語を聞いているような状態に陥ります。
しかし、そのような状態でも、「・・・have・・・good・・・」など、知っている単語に関しては聞こえたりします。
このhaveやgoodが「あんた!そんな汚い太鼓どうしたの!」にあたるわけです。
つまり、英語でも火焔太鼓の話を覚えれば、聞き取ることが出来るのです。
もちろん「火焔太鼓」を覚えるわけではなく、ここでは単語ということになります。
落語の様式美からリスニングの勉強法として、単語を覚える!という当たり前の結論が出たように思われますが、
その裏には、
何かを認識する際に、「人間は自らの記憶への刺激を受けてそれを認識する」という本質が隠れているというお話でした。
第一弾、
こんな感じでどうでしょう?笑
さて、タイトルのように落語と英語の様式美に関してです。
日本の古典文化-落語
落語といったら、笑点や正月のNHK位でしか接点がないイメージですが、
上野や新宿に行くと、鈴本や末廣といった老舗の寄席小屋があります。
2~3000円くらいの金額で半日ほど入れて、
その間に、落語、漫談、マジックショー、漫才などが見れます。
寄席小屋には独特の雰囲気があります。
上野鈴本と新宿末廣の2小屋しか行ったことがないのですが、
前者は劇場のようになっており、後者の方が昭和か大正か!といった内装になっています。
客層は、意外と若い人がいるのですが、基本的には60代~がほとんど。
そのせいか、喧騒に溢れた外界と切り離された独特の雰囲気があるのです。
例えば、正月特番でよく観る“昭和のいるこいる”など、テレビで見ると全く面白くありませんが、
寄席小屋で観ると、良い味を出していて面白いのです。
最近のお笑いを見ている人にとっては、ドッ!という感じがお笑いだと考えていると思いますが、
寄席小屋での、じんわりと温かくなる笑いというのを経験するとまた違うものが見えてくると思います。
さて、話はこの落語が英語にどのように関係してくるのかということです。
が、
その前に一人の落語家を紹介します。
私がたまたま見た寄席に出ていた、橘家円蔵という落語家です。
知っている人には月の家円鏡の名の方が有名かもしれません。
75歳になる方で、父親の世代ではテレビでよく目にしていたそうです。
この円蔵が、寄席で演じた「火焔太鼓」が話の発端なのです。
「火焔太鼓」というのは落語の古典として有名な話です。
甚兵衛という男が、汚い太鼓を仕入れて殿様に売るまでの話を面白く演じたもので、
最後に奥さんからの半鐘を仕入れて売ろうという提案に対しての、
甚兵衛の「そりゃあいけねぇ、オジャんになる」という落ちで有名です。
この円蔵の「火焔太鼓」なのですが、
何を言ってるのか全く分からないのです!
老人独特のしわがれた声に加え、もごもごした語り口調なので、
何を言っているのか聞き取れなかったのです。
火焔太鼓が有名だったから何とか分かったものの、ちゃんと聞こえたのはオチくらいでした。
若い自分が聞き取れないのですから、老人なんて大変だろうと思うのですが、
スゴイ笑っているんですよ、彼ら。
絶対聞き取れてないのに、大爆笑の老人たち・・・
実は、ここに落語の様式美と英語の勉強法の鍵があるのです。
様式美とは、洗練された手順や形式に存在する美しさのことです。
落語の古典とは昔から知られた話ですから、
古典に問われる美しさとは、斬新さとか奇抜性ではなくこの様式美に求められます。
つまり、老人たちは物語を注意深く聞きとって笑っていたのではなく、
すでに知っている話に関して、その話がどのように語られているのかに楽しみを得ているのです。
そのとき、老人たちの頭の中では円蔵の身振り、手振り、声、間を認識すると同時に、
その演目の内容が思い出されているのです。
円蔵が高い声で怒るそぶりを見せたとき、
彼らの中では「あんた!そんな汚い太鼓どうしたの!」という文章が流れているということです。
ここに、英語の勉強法のカギがあるという訳です。
リスニングをしていると、落語初心者が円蔵の落語を聞いているような状態に陥ります。
しかし、そのような状態でも、「・・・have・・・good・・・」など、知っている単語に関しては聞こえたりします。
このhaveやgoodが「あんた!そんな汚い太鼓どうしたの!」にあたるわけです。
つまり、英語でも火焔太鼓の話を覚えれば、聞き取ることが出来るのです。
もちろん「火焔太鼓」を覚えるわけではなく、ここでは単語ということになります。
落語の様式美からリスニングの勉強法として、単語を覚える!という当たり前の結論が出たように思われますが、
その裏には、
何かを認識する際に、「人間は自らの記憶への刺激を受けてそれを認識する」という本質が隠れているというお話でした。
第一弾、
こんな感じでどうでしょう?笑
焼鶏 あきら
中目黒駅から徒歩5分ほど
焼き鳥の美味しい店
焼き鳥を炭火で炙って食べると、
肉からしゅわ~っと肉汁が溢れてきます。
鳥も美味しかったのですが、
アボガドの炒め物?がとても美味しくて、
アボガドの新境地を見ました。
ちなみに、
近くに、高田総督がいました
焼き鳥の美味しい店
焼き鳥を炭火で炙って食べると、
肉からしゅわ~っと肉汁が溢れてきます。
鳥も美味しかったのですが、
アボガドの炒め物?がとても美味しくて、
アボガドの新境地を見ました。
ちなみに、
近くに、高田総督がいました
東京苑
祐天寺より徒歩5分
ここで食べた翌日に、マックを食べようと思ったのですが、
胃が受け付けませんでした。
本当にいい肉を食べると、安い油を排除するんですね笑
美味しかったのが牛タンと、10秒ロースです
10秒ロースは片面5秒しか焼いてはいけないというもの。
生でも大変美味しくいただけます。
ここで食べた翌日に、マックを食べようと思ったのですが、
胃が受け付けませんでした。
本当にいい肉を食べると、安い油を排除するんですね笑
美味しかったのが牛タンと、10秒ロースです
10秒ロースは片面5秒しか焼いてはいけないというもの。
生でも大変美味しくいただけます。