ナイトジェット(寝台特急)は90分近く遅れ、2時半を過ぎてからフランクフルト空港駅を出発した。飛行機の中でさほど眠っていないのでヘトヘトで、晩酌をする余裕もない。欧州夜行の個室寝台は久しぶりだ。年をとってくると若い頃のように6人部屋のLiegenwagenや 横になれないSitzwagenにはとても乗っていられない。個室は最大3人で使うことはできるが、私は一人で予約した。
3時過ぎから眠ったので睡眠時間は4時間ちょっとということになる。例え狭くても個人で使えるシャワー室が使えるのはありがたく感じる。
結局、ウィーン中央駅には90分以上遅れて着いた。すぐに駅の窓口で遅延による運賃一部払い戻しの手続きをする。209ユーロの25%は50ユーロ以上になるので、これは大きい。列車が遅れたとはいえ、一泊分の宿泊費+フランクフルトからウィーンへの移動費用が150ユーロ程度で済んだことになる。ウィーンでの予定をキツキツに入れているわけではないので、得したともいえる。
ホテルへの移動途中が丁度雨が降ってきたのには参った。ホテルに着いたのは12時頃だったが、すぐに部屋に入れてくれた。