自分は基本的にネタバレとかしたくないし、されたくない人なのでそういうブログを書いたりブログを読んだりする人間ではない(元々マメにブログを書く人間ではないというのは置いておいて・・・)のですが、今回のガンダムUC ep.7は放送開始から35年、僕が見始めてから30年という長きに渡る物語(ずっと放送していた訳ではないですが)が遂に完結したというちょっとした事件だったのでちょこっと備忘録的に書いておこうと思います。
全部書き終わって見返すと自分でも引くぐらいの内容なんですが、それぐらいの衝撃の内容だったので気になった方は続きは読まずに映画館へ言ってください(笑)
思いっきりネタバレなので知りたくない人は見ないでくださいね(笑)
と、これぐらい書いておけばFBのリンクのところにも内容は表示されないかな?
まず、ガンダムUC通して最大の謎だった部分は「
ラプラスの箱 」。
連邦の存在を揺るがし世界のバランスを変えるかも知れないその「箱」を巡っての戦いというのがガンダムUCのメインなわけです。
そして、最終話となる今回で遂に正体が明らかになりました。
それは・・・
「
各国の首相がサインした平和憲章 」
本物は宇宙世紀改暦の時の首相官邸ラプラス爆破テロの時に失われたと思われていて、ダカールにレプリカがあったわけですが、その本物を爆破テロの首謀者の一人でもあるサイアム・ビストがたまたま手に入れた訳です。
それだけだと「だから何?」となるのですが、連邦政府が新しく平和憲章を作りなおした時にレプリカとの相違が生まれてたんです。
「将来、宇宙に新たな能力に目覚めたと思われるものが生まれた時、積極的に政治に参加させること」
の一文が削除されていたのです。若くても頭の良かったサイアム・ビストはその「削除された事実」を口実に政府と取引をし、アナハイム・エレクトロニクスと共にビスト財団として確固たる地位を作り上げていった。
宇宙世紀改暦の時は未来の可能性と思われていた「新たな能力に目覚めたと思われるもの」が連邦政府によりなかったものにされ、ジオン・ダイクンのニュータイプ論によって「呪い」となった。
地球連邦政府からすると宇宙に移民したものも全て統治下に置いておきたい。
宇宙移民からすると独立した自治権を認めて欲しい。
お互いの主張は180度異なるもので一年戦争中も後もずっと平行線を辿ってきたわけですが、この「削除された事実」が明るみに出ればこの平行線が終わってしまう。
そこでそれを隠し続けることで連邦とビスト財団は平行線を保ち続けたわけです。
しかし、一年戦争時に認められたジオン公国の自治権はあと4年で期限が切れる。そうなれば宇宙移民の自治権や一年戦争のことも忘れ去られて行ってしまう。
そこで当時のビスト財団当主カーディアス・ビストはこのラプラスの箱を隠し続けることを止めることを決意しネオジオンの残党に引き渡すと接触。ただし、「渡すのは箱の鍵だけ。自分の力で手に入れろ。」という内容。
この箱の鍵というのがガンダムUCだったわけです。なんだかんだゴタゴタありーのでカーディアス・ビストは死に、たまたま居合わせたバナージ・リンクスにガンダムUCは委ねられるわけです。(ちなみにバナージはカーディアスの隠し子でガンダムUCに乗るための特殊訓練を幼少期に受けているのですが、本人はそんな事は覚えておらず、一目惚れしたオードリー(ミネバ・ラオ・ザビ(ドズルの娘)に振り向いて欲しいが為に付いて来たらたまたま白いMSがあって、コックピットを覗いてみたら血まみれのおっちゃんが何かしてて、話し掛けたらあれよあれよと乗ることになっちゃって、母さんごめん…みたいな感じですが、これがガンダムというものです。)
ちなみにこの時の発進シーン。UC全編の中で個人的に上位に入るくらい好きなシーンです。赤い火の中の白いMSとバナージの震えながらも力強い声と音楽が完璧なバランスで調和した傑作です。
で、まぁ、なんやかんやとあってラプラスの箱はスタート地点であるサイド7のビスト邸の地下にあることが分かってバナージ達とフル・フロンタルの追いかけっこになるけど、そこはお約束。バナージとオードリーが先に着くんだけど、フル・フロンタルが邪魔をするんだけどやっつけて、全世界にミネバが演説を行うという終わり方。
細かい展開は見てもらいたいと思うんだけど、大事なことは「ラプラスの箱とは何か?」「ガンダムUCとは?ラプラスプログラムとは?」「強化人間とニュータイプの違いとは?」「シャアとアムロは結局どうなった?フル・フロンタルはシャアなの?」という部分。
ラプラスの箱については前述の通り、オリジナルの平和憲章。
ガンダムUCはNT-Dとラプラスプログラムを持ってラプラスの箱に導くもの。フル・フロンタルはNT-DをNew Type Destroyerと仮定したけど実はそれはUCの一つの形であって、カーディアスが作り上げたのは真のニュータイプを見極める為の物。
真のニュータイプというか人類の革新ともなり得る人物が乗り込めば想定された数値を超えて真実の道を授ける。そうでないものが乗り込めば平和を乱す存在程度にしかなれないニュータイプを滅ぼすものとなる。
強化人間とニュータイプの違いについては上のNT-Dの話と同じようになるのかな…と。ただガンダムという物語自体が強化人間を生け贄のように位置付けているような気がする。
ララァ(ララァは強化人間ではない可能性の方が高いけど)にしてもフォウにしてもプルにしても死を持ってニュータイプの覚醒をさせた。そしてマリーダさんも…正直、マリーダさんは今までの強化人間の中で一番感情移入したキャラだったから辛かったけど、それまでの強化人間の中で一番穏やかな表情で死んでいったのが印象的だった…(ノД`)
そして、フル・フロンタルの正体ですが、やっぱりシャアではなくジオンの象徴であるシャアを模して作られた強化人間だった。
じゃあ、シャアとアムロは?という話だけど、アクシズショックのサイコフィールドに飲まれた二人はララァが言っていたように時をも超えて全てが生まれる前の虚無の世界へと旅立っていった。そして、無の中で魂だけとなりララァも入れて三人で世界を見守っていた。
ネオジオングでフル・フロンタルはサイコフィールドを発生させてバナージと一緒に虚無の世界まで行くがシャアに諭され自分の間違いに気づき生きる意味を失い絶命する。
バナージはミネバの呼ぶ声に応え、必ず戻るという約束を果たしに帰る。
この後、ラプラスの箱を消すためにビスト家のおばさんとマーセナス家の首のないおっさんがあれこれするんだけど覚醒したUCと目を覚ましたリディのおかげでミネバを守りきりました。
これでファーストから始まった宇宙世紀の話はお終い。
色々と後付けで続編を出し続けて、逆襲のシャアで投げっぱなしになっていた物語は全ての伏線を回収して無事に終着点にたどり着けました。
多分、人によってはガンダムらしくない!他のロボットアニメみたいになったという人も多いと思うけど、個人的にはガンダムの一番大事なところって、未熟な主人公が周りのむさ苦しいおっさんたち(ダグザさんやギルボアさん、ジンネマンさんたち)に支えられながら、また死というものに直面し悩みながら成長していくところだと思うので、主人公が「ユニコーン!!!」って叫んだらガンダムが壁を突き破って飛び出してくるとか、タイムスリップして戻ってきたらシナンジュが真っ白に燃え尽きるとかそういうのは突っ込みなしです!