先週は、記事を書くのをお休みしてしまいました…。

そんな中、先々週から突破の予感はありましたが、今週7/3つ、いにNYダウは最高値を更新しました。この7/3、最高値26966.00㌦を付けました。

今週のチャートです。

 

 

 

  チャートを少し前から追っていくと、6/3に長いヒゲを持つ十文字線が出現したのち、株価指数は徐々に切り上げていきました。その結果、ついに今回、7/3に最高値更新を果たしました。

 

  

さて、今回の最高値更新の意味、ただただ最高値を更新したことがすごいのではなくて、その本質はまた別のところににあります。それは以下の週足チャートを見れば一目瞭然です。

 

 

 

 

 なんと、これまで懸念のあった三尊天井を崩してしまいました!

 これはすごいことです。

 その理由は、懸念していた中長期の下落のトレンドを払拭したからです。

 

 三尊天井は、チャートから、昨年1月、10月、今年4月のそれぞれの頂点とする。チャート形状です。この三尊天井がチャート上に現れると、その後は下落をする傾向が現れ、強い下落のシグナルだったりします。

 

今から思い返すこと昨年10月以後、ダブルトップを形成し(これも下落のシグナル)、下落の懸念がありました。その後、年初の大きな下落のあと、再びNYダウは上昇基調にあり、いったんは4月にピークを付けました。ここで再び、今回の三尊天井の懸念が現れて、下落懸念がある状態が続いていたのです。

しかし、今回、しばらく続いた中長期的な下落懸念はいったん後退しました。

 

今後の株価指数の動きは、これまでの三尊天井を形成しつつあった期間が、階段の踊り場のように見えるかと思います。このように文字通りの踊り場のように、値動きを踏み固めてもう一段の上昇をしていくことが考えられます。

 

 ただ、今後、必ず上昇する、絶対に下落はしない、とは言い切れません。あくまでこれまでのチャートの値動きの傾向からは、上昇していく可能性が高いということです。

 

経済や株式市場も、絶対というものなく、リスクを含んでいるのが常です。ここでいうリスクとばらつくといことです。このようにいつ何が起こるかわかりません。このことを頭に入れながら今後も傾向を確認したいと思っています。