手織体験は出来ますか?

イエス!、今ならすぐ出来ますよ、

早速、準備された織機が準備されて

体験用カラー糸も準備され

「お好きな色を選んでください」

シャトルに巻いてある色糸は3色まで選ぶ事が出来ます。

 

彼が見守る中で織物が織れる仕組みと、

織機の構造の説明を受けながら手織りが始まり

彼も真剣に聴きながらの手織体験となった。

 

10000年も以前から人間が編み出し人類最初の機械が織機だ。

整然と並んだ経糸は数学の基礎を思わせその後のコンピュータの

開発にも繋がる基礎となっている。

教室で使っている織機は8枚綜絖は8ビットであるし

緯糸は無限に織り進める事が出来るコンピュータであった。

 

経糸と緯糸を駆使して織り続けて出来上がったコースターです。

「出来たー!、おめでとうございいます」

「おめでとうございます!」

教室内に拍手が起こります。

「初めて織ったけど、楽しかったです」

「楽しかったです、やって良かったです!」

と、喜びのコメントをいただきました。

 

私は常々思っているのだが人類が食糧を収穫して物を得る喜びと、

織物で一段一段と織りあがる喜びと興奮は

原始人類から共通のものであると思えるのだ。